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実践の勘どころ

技と知恵

 北海道から「私の畑」「みんなの畑」で楽しみ2倍

参加者が自分専用で管理する区画をつくり、参加者の自主性を引き出す。活動日以外でも、農園に足を運ぶ回数を鈍らせないための工夫。

「自主管理ほ場」と「共同管理ほ場」 手作り看板
向かって右側が「自主管理ほ場」、
左側が「共同管理ほ場」
自主管理農園の前には、参加者が思い思いの力をこめた「手作り看板」が立つ

 

 「自分でまいた種は、自分で育てて収穫する」。そんな自主性を重視する体験活動をおこなっているのが、今年5年目を迎える札幌市の「市民体験農業を考える会」。参加者自身が責任をもって育てることで、食と農に対する理解をより深めてもらうのがねらいだ。

 農園全体の広さは5畝(約500m2)ほど。そこに1区画10畳ほどの、参加者専用の「自主管理ほ場」が割り当てられる。いわば「私の畑」だ。ここでは、比較的栽培のしやすいジャガイモ、とうきび、大豆を、生育時期をずらしながら自分で育てる。参加者は活動日以外の来園も自由で、「立派に育つように」と毎日通ってくる人も。

 さらにもうひと工夫したのは、残りの区画を「共同管理ほ場」、いわば「みんなの畑」もつくったところ。栽培の難しいものや希少品種など、20品目近くを、主催者やボランティアスタッフで栽培している。ただし雑草取りなどの管理は、参加者も含め皆でおこなう。参加者は農や食に関心はあっても、栽培は初めての人も多い。参加者も一緒に共同管理ほ場に携わることで、多くの野菜を同時に育てる楽しみがましている。