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実践の勘どころ

いのち

 愛知から子ヤギといっしょにダイズも育つ

保育園児にとって数ヵ月続くダイズ栽培は退屈の連続。収穫して「おいしかった」だけに終わらせない、動物を使っての一工夫。

保育園で人気者のヤギさん 畑にいくときだっていつも一緒
保育園で人気者のヤギさん 畑にいくときだっていつも一緒

 

 今年、季の野の台所(愛知県・美浜町)のダイズ畑に登場したのは、家畜の子ヤギさん。畑の雑草をムシャムシャ食べてくれるし、おとなしいので子どもたちに危害を加えることもない。第一、理屈抜きでカワイイー。ダイズの栽培とともに一年を通して子ヤギを飼育することで、子どもたちに「いのちの育ち」を伝えようというのがねらいだ。

 暑い畑の農作業も、ダイズのためだけでなく、ヤギさんのためでもあれば、小さな子どもたちの気持ちだって畑から離れることはない。
 「ヤギさんはまだ小さくてそんなに歩けないから、台車に乗せていっしょに畑に行こうね」
 「ヤギさん今日朝ごはん抜きなの。お腹が減っているから、みんなで草をあげてね」
 かわいい子ヤギのためならばと、一心不乱にダイズ畑の草取りをする保育園児たち。

 なんのために作業をするのか。子どもたちは、誰かに喜んでもらうことがこのうえなく嬉しい。
 そんな「生きがい」や「やりがい」を子どもたちはきっと感じている。最後までこのエネルギーを保っていく要(かなめ)は、きっと子ヤギの存在。子どももダイズも子ヤギも、みんなで成長していこうね。