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実践の勘どころ

出会いの演出

 秋田から教育ファームに「弟子入り制度」を

ただ呼び方の問題? でもそれだけでこんなに効果が違うんだから!

「今日はがんばろうな」「はい、師匠!」 「この質問は誰が書いたの?」
「今日はがんばろうな」「はい、師匠!」 「この質問は誰が書いたの?」

 

 「きみたちは今日から〈弟子〉になります」「この人がきみたちの〈師匠〉です」
 指導側に余裕さえあれば、少人数で大勢を見るより、7〜8人ずつのグループに分けた子どもに大人一人がはりつく担当制のほうが、効果的なのは間違いない。そしてそのとき、単に「先生」とか「○○さん」とか呼ばせるのではなく「師匠と弟子」の関係になれたら、子どもたちへのインパクトは、ぜんぜん違う。これが、指導生産者と子どもたちとの「弟子入り制度」だ。

 「弟子」である相模原市立大沼小学校の子どもたちからは事前に、お米づくりに関する質問表が、「師匠」の JA秋田ふるさと青年部のお兄さんたちに届けられている。
 「土・水の分量はどのくらいですか? 育てている最中にしてはいけないことはなんですか? 雨のあとはどれくらい水を張ればいいんですか? これらのことを当日教えてください」。

 グループごとに並んだ子どもたちから早速「師匠!」と大きな声で呼ばれ、生産者たちも「おう!」と(多少はにかみながら)返事を返す。
 「師匠」が質問表を取り出すと「弟子」たちが囲み、書かれている質問を話題にしながら、初対面の距離がぐ〜んと近づいていく。