2010年1月16日(土)、東京国際フォーラム ホールB5において 『教育ファーム推進全国大会』が開催された。
まず、農林水産省 消費・安全局の柏原卓司 消費者情報官より「食が多様化する一方、さまざまな問題が明らかになっており、食に関する知識や判断力を身につける食育の推進が求められています」と、教育ファームの意義についてあいさつがあり、4つのプログラムが執り行われた。
ここでは、午前中の【ミニシアター】のようすを報告する。
DVD「教育ファームをはじめませんか!」には“地域と結ぶ授業づくり、学校づくり(学校向け)”、“「地産地消」の応援団を育てる(生産者向け)”、“ぼくの村、わたしの町は最高さ!(市民団体向け)”の3作品がある。いずれも、イベントでは終わらない農林漁業体験のメリットを、わかりやすく伝えるための作品だ。
ステージでは“学校向け”DVDが上映された(昼には残りの2作品も上映)。
山梨県の西桂保育所の事例では、園児が畑での作業を体験することで食べることの意欲がわいてきたそうで、園児たちがうれしそうな顔で収穫したばかりのキュウリをほおばる姿に、会場の空気が思わず和んだ。
![]() 学校向け・生産者向け・市民団体向けの3作品が公開された |
文責:事務局・阿久津若菜、写真:児玉記幸