大人になったワカメ いよいよ収穫!
2010 年 2 月 7 日有限会社 オズ(三重県・鳥羽市)
鳥羽湾に浮かぶ離島・答志島で育ててきた、海上でのワカメ養殖体験も最終回。4ヶ月前に海にはなったワカメの子どもたちが、いよいよ収穫の日を迎えた。今日の海はこれまでのときに比べて波も高く、厳しい表情を見せている。その厳しくも豊かな海で、前回間引いたワカメはロープに隙間なく育ち、大きくなっていた。
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有限会社 オズ(三重県・鳥羽市)
鳥羽湾に浮かぶ離島・答志島で育ててきた、海上でのワカメ養殖体験も最終回。4ヶ月前に海にはなったワカメの子どもたちが、いよいよ収穫の日を迎えた。今日の海はこれまでのときに比べて波も高く、厳しい表情を見せている。その厳しくも豊かな海で、前回間引いたワカメはロープに隙間なく育ち、大きくなっていた。
日進野菜塾(愛知県・日進市)
お米と味噌づくりを行う連続講座(詳しくは7/20のレポート)はいよいよ第8回、自分たちが畑で育てた大豆を使い、約40人の参加親子が6つのグループに分かれて味噌づくりに挑戦!
「お子さんが味噌をこねる作業に参加すると、不思議とおいしい味噌ができると言われます。おいしくなーれ!と、願いを込めてつくりましょう」
日進野菜塾のスタッフ、味噌マニアの豊嶋環未さんの指導でプログラムはスタート。
(社)ノオト(兵庫県・篠山市)
6月から始まったプログラムも5回を数えていよいよ最終回。今日は、仕上げとなる「思い出ブック」づくりに親子で挑戦する。毎回取組みの終了時にはA5判の「思い出シート」が配られ、印象に残ったことを文章と絵で記録しつづけてきた。今日は今までより大きいA4判のシートに、これまでの取組みを思い出しながら、文と絵を書き連ねていく。
さぶみ牧童探検隊応援団(島根県・津和野町)
「1年間、おつかれさまでした。はじめての田んぼでは、農家の藤井さんに大変お世話になりました。ありがとうございました。たったお茶碗1杯の種モミから、これだけのお米がとれました。大切に、よく考えながら食べてもらいたいと思います」と、指導農家・京村真光さんが、集まった子どもたち(約20人)に挨拶をする。
有限会社 オズ(三重県・鳥羽市)
10月に海へはなったワカメの赤ちゃんの成長を見るため、答志島から漁船あみりき丸に乗って養殖場へ向かう参加親子11人と(有)オズのスタッフたち。
ワカメの赤ちゃん、どのくらい大きくなっていると思う?
「20センチー!」「50センチー!」「1メートル!」
子どもたちはみんな、ワカメの成長を楽しみにしている。
木ノ庄西地区教育ファーム推進協議会(広島県・尾道市)
「しめ縄は神様のための縄だから、普通の縄とは逆の向きにないます。少し手を水でぬらしたほうがやりやすいよ」
まるで魔法のように、ワラが縄へとみるみる変化していく。一心に見つめる子どもたちの間から、「おぉ~」「すげー」とささやき声が漏れた。
気仙沼市立大谷中学校(宮城県・気仙沼市)
環境に負荷を与えない冬水田んぼ(冬期湛水農法)。カモ類が羽を休め、彼らのふんが肥料にもなる共生の田んぼ(12a)で、今年は400kgのササニシキを収穫した。
今日は、中心になって農作業を行ってきた3年生が、育てたお米で全校生徒のおにぎりをつくる。炊飯器で炊きあげたホカホカごはんを手にとって、きれいな三角形を目指してみんなで苦戦しながら、塩をまぶし、海苔をまき、130人+先生たちのおにぎりに心を込めた。
「熱っ!」「お母さんは、上手なんだけどなー」
阿波市立伊沢小学校(徳島県・阿波市)
「これ、干しナス?うちらが小さいころはよう食べたけど、今の人たちはほとんど知らんやろ」と、隣のブースのおばあちゃん。
今日は、伊沢小学校の6年生12人が、地元のJA祭に出店して干しナスを販売中。
実はこの干しナス、子どもたちの「今度こそ売ってやるで!」という熱い思いのかたまりなのである…
NPO法人せんだいプチファーム(宮城県・仙台市)
明成高等学校調理科リエゾンキッチン(宮城県・仙台市)
教育ファームモデル実証団体のNPO法人せんだいプチファームと明成高等学校調理科リエゾンキッチン、それに同じ仙台市で2009年からサトイモ栽培体験を始めたアラサー・アラフォー女性グループ[芋部っ!]、などなど、100万人都市で農と食をつなぐ各グループが、出会いに感謝し身近に実践できる「農ある暮らし」を考えようと、セミナー&食事会を開催。一般市民60人も参加してにぎわった。
NPO法人オリザ・ネット(宮城県・仙台市)
米と野菜づくりに汗を流し、幼稚園児たちの体験指導にも走り回った宮城学院女子大学生たちが、餅つきで教育ファームの一年をしめくくった。
杵をふりかぶってヨロヨロ~、ペタン。合いの手も「待ってね~まだ振り下ろさないでね~」とストップをかけつつ、臼の中の「半分餅」をひっくり返す。室内に運んでの「餅とり」がまた一苦労。熟練のお母さんたちなら、親指と人差し指がつくる「わっか」で一息に、じわりと絞るように一個をちぎり出す。美しくて食感もなめらかになるのだが……
見た目はともかく!くるみ、納豆、鈴木さんの畑の枝豆「ずんだ」をからめてできあがった、悪戦苦闘の一年を象徴するようなお餅である。