保育園でもプチ教育ファーム
2008 年 12 月 15 日 月曜日都賀町教育委員会(栃木県・都賀町)
「ブロッコリーって大きいね~!」
12月の青空に、都賀(つが)町立よつば保育園の子どもたちの、元気な声が響きわたる。
夏に無農薬カボチャを収穫した都賀中学校2年生は、同じ畑に植えたブロッコリーも見事に無農薬で育てあげた。収穫したブロッコリーは、町のイベントやJAの直売所で中学生たちが販売し、町内全小中学校の給食にも提供され、それでも畑にはまだたくさん残っている。
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都賀町教育委員会(栃木県・都賀町)
「ブロッコリーって大きいね~!」
12月の青空に、都賀(つが)町立よつば保育園の子どもたちの、元気な声が響きわたる。
夏に無農薬カボチャを収穫した都賀中学校2年生は、同じ畑に植えたブロッコリーも見事に無農薬で育てあげた。収穫したブロッコリーは、町のイベントやJAの直売所で中学生たちが販売し、町内全小中学校の給食にも提供され、それでも畑にはまだたくさん残っている。
社団法人 ふくい・くらしの研究所(福井県・鯖江市)
「わざわざこんな条件の悪いところで野菜をつくるなんて…」
家族参加型の体験農場「食育体験サロン」を主催する、ふくい・くらしの研究所。スタートから3年目を迎え、里山の不耕作地をよみがえらせることにチャレンジしたのは、イベント型の体験から次のステップにすすみたいという思いから。
鯖江市の市街地から車で20分。ここ河和田地区は、昔からイノシシなどの鳥獣害に悩まされてきた中山間地域。農家は自分の畑の管理に手一杯で、農業初心者が野菜づくりする姿を興味深げに眺めていた。
青葉手打そば教室青蕎会(宮城県・仙台市)
地元青葉区の桜ケ丘小と荒巻小の親子が、夏の暑いさなかに種をまいてスタートした「そば作り体験教室」は、あっという間に5ヵ月が過ぎ、いよいよ収穫したそばの実を使った「そば打ち体験会」の日を迎えた。
田舎の親戚教育ファーム推進協議会(長野県・長野市)
「リンゴってどうしたら真っ赤になるのかわかる?」
長野市屋島でリンゴ園を経営する村松操子さんは、子どもたちに作業の説明をするときに必ず、「どうして?」「どうしたら?」という問いかけをまじえる。
「葉摘みや玉回しをして、リンゴ全体に太陽の光を当ててあげるんだよ」
自然のしくみを話のなかに織りまぜながら、村松さんは、子どもたち自身に考えさせ、体験させる。
紀の川市環境保全型グループ(和歌山県・紀の川市)
紀の川市立名手(なて)小学校3年生が並んで歩いてくる姿をみて、指導農家の畑さんは「来た、来た」とにこやかに言う。子どもたちは畑につくと、「畑さ~ん」と駆け寄ってきて、あっという間に畑さんのまわりに輪ができた。
畑さんはダイコン畑の真ん中に立って、子どもたちに語りかける。
「今日はダイコンの収穫です。これいつ種をまいたっけ?」
「9月!」
「そうだね、彼岸花が咲いている頃に種をまいたよね。それから今日まで70日ぐらいでこんなに大きくなりました。ところで、一度土から抜いたダイコンは、土に戻しても生きかえらないよ。だからダイコンをよ~くみて決めるんだ。決めたら息を止めて一気に引くんだ。抜ける時に『ポーン』と音がするから、その声をぜひ聞いてね!」
水俣市久木野地域振興会(熊本県・水俣市)
棚田の風景は四季折々に美しい。山懐に連なる石積みの棚田からは、過去から営々と流れる時間と、その間めんめんと受け継がれてきた知恵や技術が胸に迫ってくるようだ。
しかし高齢化と過疎化がすすむ里山では、石積みの技術はいま存続の危機にある。教育ファームのなかでは異色の取組み、稲が育つ「入れ物」自体を保全するための棚田の石積教室が、11月22日から10日間にわたり、熊本県水俣市久木野地区で行なわれた。
やまぐち里山環境プロジェクト(山口県・山口市)
山口市北部のどんづまりに位置する上郷大富(かみごうおおとみ)集落は、世帯数こそ90戸を数えるが、その大半は一人暮らしの老人や高齢者世帯。「上郷大富」の集落名が表すように、かつては林業を中心として「山深い郷」に「大きな富」のある集落だったようだが、時代の流れとともに過疎高齢化がすすみ、今では「限界集落」(人口比の50%以上が65歳以上の地域)のひとつに数えられる。
NPO法人富士川っ子の会(静岡県・富士川町)
11月14日、NPO法人富士川っ子の会の農園に集まったのは、富士川町立第一小学校の一年生76名。軍手をはめた手に大小の手提げ袋を下げ、「サツマイモ、いっぱい穫るぞ~」と、収穫を前に皮算用だ。
合鴨農法の薮田グリーンファーム(長野県・辰野町)
11月7日、秋の色濃い長野県辰野町の沢底(さわそこ)部落で、この地域に伝わる伝統野菜の上野大根を育てる有賀昌章(あるがまさあき)さんに迎えられたのは、信州豊南短期大学の幼児学科で生活園芸を学ぶ5人の学生。およそ350㎡(3畝半)ほどの畑に植えられた上野大根は、地中さほど深くないところに円筒形の根が張っているだけだから、大学生の若い勢いで、スッポンスッポン、気持ちいいくらいに抜ける抜ける、あっという間に20袋(合計約200kg)の大根が掘りあがった。
農事組合法人えーのー(広島県・安芸高田市)
可愛(えの)小3年生の児童が、ダイズ収穫の新旧スタイルを同時に体感した。
この日は待ちに待った収穫。まずは畑の三分の一ほどのダイズを全員で、引っこ抜く。9月に枝豆を収穫した時の瑞々しい感触と、カラカラになったダイズの違いに驚く子どもたち。ダイズはブルーシートの上に集められ、そしてある道具が登場した。