唐箕は共同作業を学ぶ格好の教材
2009 年 11 月 19 日 木曜日なぐも原・結いの里(新潟県・十日町市)
東京都内や埼玉県の小学校19校で、出前授業の「お米の学校」を開いているなぐも原・結いの里。この日は、西東京市立保谷小学校の5年生70人が、指導農家、臼井隆さんのもとで、10月に子どもたちが収穫した学校田の稲を使って、脱穀・選別・精米体験に挑む。
教育ファーム活動報告このコーナーでは教育ファーム2009年の活動状況をお知らせします |
HOME > 教育ファーム活動報告 >教育ファーム2009現地レポート » 北陸
には10件の報告があります
なぐも原・結いの里(新潟県・十日町市)
東京都内や埼玉県の小学校19校で、出前授業の「お米の学校」を開いているなぐも原・結いの里。この日は、西東京市立保谷小学校の5年生70人が、指導農家、臼井隆さんのもとで、10月に子どもたちが収穫した学校田の稲を使って、脱穀・選別・精米体験に挑む。
新潟市教育ファーム推進協議会(新潟県・新潟市)
「一言いいでしょうか。みなさん、トマトやキュウリのデキはどうでしたか?せっかく多数の応募者から選ばれたのだから、最後までしっかりやってください!」と、指導農家の山本秀樹さんの言葉に空気がピリッ。
新潟市教育ファーム推進協議会では、「わたしの畑☆」という意識で責任を持って栽培してもらえるよう、今年から「家族畑」の区画を用意。2週間に1度のメールで草取りを呼びかけるなど、新潟県総合生活協同組合のスタッフもいろいろと工夫してきたのだが……
夏休み前の畑には、熟れすぎてバナナのように黄色くなったキュウリや、芽かきのタイミングを逃して森のようになったトマトの木が散乱していた。
社団法人 ふくい・くらしの研究所(福井県・鯖江市)
「もうすぐヤギさんが来るからがんばってー」とふくい・くらしの研究所事務局長の帰山(かえりやま)順子さんが子どもたちに声をかける。雨降りのなか、ソバの種まきに奮闘していると、くらなび農園(※)の人気者、お母さんヤギと2匹の仔ヤギがやってきた(※ 「くらなび」はふくい・くらしの研究所の愛称「くらしのナビゲーション」の略)。ここ「くらなび農園」は、ヤギと一緒に農業ができる農園なのだ!
大長谷・やまの学校「田んぼにお絵かき」(富山県・富山市)
「こんな山のなかに田んぼあるがや~、人!すんどるがや~」
41世帯、72名が暮らす八尾大長谷(やつおおおながたに)地区に、子どもたちの驚きの声が上がる。5月17日、田んぼアートの田植えをしに、富山市や射水市など山のふもとの市街地から初めて訪れた子どもたちだ。
社団法人 ふくい・くらしの研究所(福井県・鯖江市)
「わざわざこんな条件の悪いところで野菜をつくるなんて…」
家族参加型の体験農場「食育体験サロン」を主催する、ふくい・くらしの研究所。スタートから3年目を迎え、里山の不耕作地をよみがえらせることにチャレンジしたのは、イベント型の体験から次のステップにすすみたいという思いから。
鯖江市の市街地から車で20分。ここ河和田地区は、昔からイノシシなどの鳥獣害に悩まされてきた中山間地域。農家は自分の畑の管理に手一杯で、農業初心者が野菜づくりする姿を興味深げに眺めていた。
なぐも原・結いの里(新潟県・十日町市)
なぐも原・結いの里の「お米の学校」は、地元十日町の小学校だけでなく、出前授業として東京・埼玉の合計16校で開催されている。
種モミからはじまって、田植え、追肥、稲刈り、脱穀と続いてきた「お米の学校」もいよいよ終盤を迎え、この日は一輪ざしのワラ細工づくりに挑戦。指導農家の臼井隆さんが、西東京市立東小学校6年生たちの待つ多目的室にやってきた。
子育て農業応援団(石川県・金沢市)
昔ながらの囲炉裏のある「あずまだち」の一軒家を貸し切って始まったのは、「子育て農業応援団」の収穫祭。「子育て」というだけに子どもとお母さんのペアを想像して来て見れば…さまざまな世代の人たち、総勢35名が大集合!!話を聞くまで誰と誰が家族なのかわからないほど、そこは参加者もスタッフも垣根がなく、まるで一つの大家族のような雰囲気だ。
別俣農村工房(新潟県・柏崎市)
「送るわー。送っくるわー、稲虫送っくるわー」
笛や太鼓の音色に合わせて、元気な掛け声が薄暗くなった田んぼにこだまする。
「別俣農村工房」(新潟県柏崎市)の子どもたちは「田んぼの分校」で稲を育てている。この日は、年に一度の「稲虫送り」の行事に、子どもから大人まで約 80名 が集まった。久米、水上(みずかみ)、細越の3つの集落(=別俣地区)から合流地点を目指して、参加者たちは大きな松明(たいまつ)を手に田んぼの畦を一 斉にねり歩く。その姿はどこか神秘的で、暗闇に揺らめく炎に吸いこまれるような気分になる。
たんぼにおえかき実行委員会 (富山県・砺波市)
富山県は砺波市、五鹿屋幼稚園の遊戯室。子どもたちから、「あ、田んぼのおじちゃんだ!」という声が上がる。5月に一緒に田植えをしているから、もうすっかり顔なじみ。たんぼにおえかき実行委員会の会長小幡さんが、杵を片手に「田んぼのおじちゃんがつくぞー」というと、