「食」と「農」 ハッピーな次世代コラボでキビリ隊
2009 年 10 月 3 日 土曜日JAえびの市青年部 (宮崎県えびの市)
「お久しぶりです~」と軽い足どりでやってくるのは、管理栄養士を目指す南九州大学の女子学生たち。「おーよう来たねー」と迎えるJAえびの市青年部の方はというと、少々照れながら固さが残る面持ち。
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JAえびの市青年部 (宮崎県えびの市)
「お久しぶりです~」と軽い足どりでやってくるのは、管理栄養士を目指す南九州大学の女子学生たち。「おーよう来たねー」と迎えるJAえびの市青年部の方はというと、少々照れながら固さが残る面持ち。
NPO法人 霧島食育研究会(鹿児島県・霧島市)
「この木は何でしょう?」と、遊び部門担当の平島将光さんが子どもたちに問いかけると、「はーい!はーい!」とあちこちで勢いよく手が挙がる。指される前に「ブルーベリー!」とフライング気味に答える子もいて、
「それ反則!わたしもいま答えようと思ってたのにー」と抗議が殺到だ。
小鳩60食農地域連携協議会(佐賀県・武雄市)
9月とはいえ、九州は佐賀県、山に囲まれた盆地である武雄はまだまだ夏の暑さ。午前9時過ぎだというのに30度近い気温のなか、老人会や元気野菜生産グループ山内町オアシス会の面々が準備をしている畑に、近くの小鳩の家保育園の年長さん17人が勢いよく登場した。雨の日も風の日も日照りの日も「畑のパトロール」が子どもたちの日課だが、今日は土をつくって冬野菜の種を植える日、ただのパトロールとは違うのだ。
ウミネコの会(大分県・大分市)
「現役の親たちには仕事があったり子育てがあったり、だから時間がたっぷりあるリタイア組で、子どもたちに農業体験をさせてやろう」
こんな思いを胸に、地元公民館を拠点に集まったウミネコの会。「何でも知ってて、何でもできる」メンバーの凄さを、これまでの活動のなかで、子どもたちはしっかり感じとっている。今日は、じーちゃんばーちゃん世代にあたる「先生」たちと一緒に、地域の子どもたちが田んぼのかかし作りを行う日だ。
かごしま食農育協議会(鹿児島県・鹿児島市)
田んぼにはたくさんのトンボが飛び交っているが、網を振り回してもなかなか捕まえられない。
「トンボは目がすごくいい。後ろからこうやってっ!」
と補虫網を軽やかに繰って「ほれ」と得意げに披露するのは、指導農家の橋口孝久さん。教えられたとおり背後からねらうと、
「やったー!」
「とれたー!」
あちこちから歓声が。
農事組合法人立山農産 (熊本県・山鹿市)
強烈な日差しの下、遊休農地を開墾した田畑にはイネとダイズが青々と茂る。今日はダイズ畑の土寄せと、田んぼの生き物観察の日。参加するのは、幼稚園入園前の子どもを連れたヤングママチーム12名。立山和弘さんをはじめとした指導農家5名に加え、農作業をサポートするのは地元の鹿本(かもと)農業高校の農業クラブ所属の11名だ。 (more…)
はかた一番どり推進協議会(福岡県・久留米市)
教育ファーム2年目となる「はかた一番どり推進協議会」。昨年は久留米筑水高校(農業系)の生徒たちが、養鶏、酪農体験を通して「命の食べ方」を学習し、鶏肉や生乳を使ったメニューを開発。地域のイベントで販売体験を行った。今年はそれに、米づくり・野菜づくり・馬畜体験・牧場での乳製品づくりがプラスされ、農業のありかたや地域のありかた、農業後継者問題なども考える機会を増やすなど、「かわいい」「感動」体験だけに終わらない取組を目指している。
特定非営利活動法人 食育むすびの会(佐賀県・佐賀市)
「みんなーネコさんの手だよ、わかってるね。さぁ、切って」という福岡敏子さん(佐賀市食生活改善推進員)の言葉に、北川副幼稚園56人の園児が真剣に大人用の包丁を握る。3才になったばかりの年少の子でも、大人が手を添えて教えるのは最初だけ。二本目からは、まあるく手を握ってスパスパと収穫したナスを小気味よく切っていく。
おおむら夢ファームシュシュ(長崎県・大村市)
作業台の片側には、シュシュで野菜づくりをしている農業塾(御年60歳以上)の面々、向い側には、地元の福重小学校に通う学童保育の子どもたち。「よろしくお願いします」とあいさつを交わす。年の差50歳!「じいちゃん」と「孫」くらいに離れているけれど、いっしょに育ててきた小麦を6月に収穫した仲間同士だ。
たけおの食育寺小屋実行委員会(佐賀県・武雄市)
「ほらここ、葉の付け根の部分から出た小さな芽、これがわき芽よ」
指導歴5年のベテラン農家、宮原祐子さんの説明に、集まった親子約50人が注目する。
「わき芽を残しておくとどんどん大きくなって実まで栄養がいかなくなるの、だから小さいうちにわき芽を摘みとってね」
そう言われた子どもたちは、いっせいに畑に散らばり、トマトやキュウリに駆け寄っていった。