収穫が待ち遠しい! ダイズの「摘心栽培」に挑戦
2009 年 7 月 28 日 火曜日エンゼルスポーツ幼稚園(茨城県・土浦市)
保育園児(5歳児)17人と幼稚園児(2歳~4歳児)11人が、小松崎園長他4人の先生に引率されてバスで畑にやってきた。100坪程の畑には、春に播いたソバが大人の背丈ほど伸びており、周りのダイズも順調に育っている。この日の作業は、春ソバの刈取りとダイズの摘心のふたつだ。
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エンゼルスポーツ幼稚園(茨城県・土浦市)
保育園児(5歳児)17人と幼稚園児(2歳~4歳児)11人が、小松崎園長他4人の先生に引率されてバスで畑にやってきた。100坪程の畑には、春に播いたソバが大人の背丈ほど伸びており、周りのダイズも順調に育っている。この日の作業は、春ソバの刈取りとダイズの摘心のふたつだ。
安家地区教育ファーム推進協議会(岩手県・岩泉町)
岩手県北部、北上山地の山間に受け継がれてきた在来種が「安家地大根(あっかぢだいこん)」だ。鮮やかな紅色と硬い肉質が特徴のこの大根は、おろしなどで食べる、辛味大根の一種である。2003年から栽培に取り組んできた安家小学校では、今年初めて自家採種に取り組んだ。
西吉野柿部会(奈良県・五條市)
「摘果作業は大きくてキレイな実を残し、あとは間引きます。実1つにつき葉が18枚あればいいから、葉っぱの枚数を18で割ってください」
やたらと専門的な説明で始まったというのに、余裕の表情で笑いながら作業を進める1~3年生、合計17人の生徒たち。柿の名産地、旧西吉野村では、小さな頃から柿畑を遊び場として育ち、日ごろから柿の出荷作業などを手伝う子も少なくない。だから大人の仕事である摘果作業も、けっこう自然にできてしまう。柿のある風景を日常として育った彼らにとって、摘果作業は特別なものではなかったのだ。
備後教育ファーム推進協議会(広島県・福山市、神石高原町)
緑豊かな山間地にある二幸小学校(全校児童16名)に大型バスが着いた。降りてきたのは、瀬戸内海の島からやってきた走島小学校の全校児童16名と、福山市内からやってきた箕島小学校の4年生20名。島と町と山、まったく違う環境にある小学校の子どもたちが、今日から1泊2日で山村体験合宿を行う。コミュニケーション能力を養うことを目的に始まったこの合同合宿だが、初対面の子どもたちは、さすがにちょっと緊張気味だ。
会津食育推進協議会(福島県・猪苗代町)
野営の炊事場で、パプリカを切っていた女子生徒が「私、ピーマンも含めて嫌いなんだよね」と漏らした。隣で見ていたヴィライナワシロの山際料理長が、「それ、そのまま生でちょっと食べてごらん」と促す。
西桂町教育ファーム(山梨県西桂町)
今日は、西桂保育所の年長の子どもたち40人が、週に1回“お百姓さんになる日”だ。「みんなこの日をとても楽しみにしているんです」と、保育士の先生たち。毎朝のお散歩コースの先には、子どもたちの大好きな畑が待っている。
日進野菜塾(愛知県・日進市)
ニッポンの食卓に欠かせない「ごはん」と「みそ汁」。
去年は大豆を育てて豆腐・みそ教室を行ったが、教育ファーム2年目を迎える今年の日進野菜塾は、お米づくりも取り入れ、「米と大豆のダブル栽培」体験講座を企画。
6月に田植えと大豆の種まきを終え、今回は3回目の体験講座。農薬、化成肥料を使わずに栽培する田畑で草取りと生き物観察会を行う。
東果大阪(株)きっざぐりプロジェクトチーム(大阪府・大阪市)
5月から始まった教育ファーム「少年少女えだまめ農家」も今日で最終回。雨上がりの畑で泥まみれになりながら枝豆の収穫を終えた参加親子が、着替えをすませてマイクロバスに乗り込む。近鉄八尾駅前にある大型ショッピングセンター「アリオ八尾」へ移動し、一連の「えだまめ」体験活動のしめくくりは、2班に分かれて販売体験だ。
はかた一番どり推進協議会(福岡県・久留米市)
教育ファーム2年目となる「はかた一番どり推進協議会」。昨年は久留米筑水高校(農業系)の生徒たちが、養鶏、酪農体験を通して「命の食べ方」を学習し、鶏肉や生乳を使ったメニューを開発。地域のイベントで販売体験を行った。今年はそれに、米づくり・野菜づくり・馬畜体験・牧場での乳製品づくりがプラスされ、農業のありかたや地域のありかた、農業後継者問題なども考える機会を増やすなど、「かわいい」「感動」体験だけに終わらない取組を目指している。
三次農業協同組合(広島県・三次市)
JA三次の営農指導員・橋本正道さんが、田んぼの畦で草を掲げながら説明をする。まじめな顔で聞いているのは、三次市立酒河小学校の4年生22人。
「今、田んぼにはこんな草が生えていると思います。こっちがクサネムで、これがコナギ。特にこのクサネムはしっかり抜いてくださいね。放っておくとお米の粒と同じくらいの大きさの黒い実がつくので、それが収穫のときにお米に混ざってしまいます」
「それから、田んぼの生きもの調査とイネの観察をしましょう。イネはずいぶん大きくなって、茎の本数が増えていると思います。これを『分げつ』といいます。田植えのときに、苗を3本ずつ植えましたが、これが、今何本になっているか、数えましょう」