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都会の真ん中でも…教育ファームで地域に開かれた学校を

2009 年 8 月 21 日

品川区立浅間台小学校(東京都・品川区)

ディス・イズ・ザ・浅間台小畑

ディス・イズ・ザ・浅間台小畑

 「最初、嫌いなナスを見たとき『うわぁ』って思ったけど、みんなでつくった夏野菜カレーはおいしかったです」
 「学校の畑でこんなに野菜ができるとは思っていなかったです!」

この日の食材「こんなにできるとは!」

この日の食材の野菜「こんなにできるとは!」

 都会のど真ん中、大井町駅からほんの10分くらいの浅間台小学校には、小さな校舎と校庭と、ほかに空いているスペースはほとんどない。それでも玄関の脇にはコンポストイネ、下駄箱の前には野菜のプランター、そして体育館の裏に回るとホワイトボードの立札があって、そこにはこんな案内が。
 「浅間台小の畑。ご自由に見てください。夏野菜ができています。ご協力できる方は学校にお知らせください」
 隣家との境界壁に挟まれたわずかな空間。「5年生」「6年生」それにPTAや町会などのプラカードの足元に1.5㎡ほどのかわいらしい畑があり、トマトやナス、ピーマンなどが植えられている。

「女の子の母親なので、男の子と一緒に料理ができて楽しかったです」

「女の子の母親なので、男の子と一緒に料理ができて楽しかったです」

 「地元地域のために何かができる子どもを育てたい」と語るのは、自身も浅間台小の卒業生という豊島校長先生。「そのためには学校と地域との垣根を取り払わないと。地域のみなさんに学校に入っていただく仕掛けの一つに、畑があります」
 ホワイトボードに書かれてあるとおり、受付簿に名前を書いてもらえば、基本的に学校畑の出入りは自由。地域の人たちが好きなときに畑の手入れにやって来て子どもたちと顔見知りになり、校外でも挨拶を交わすようになれば、子どものなかで地域への愛着も自然に育まれていく。
 「あとは、子どもがいると大人も楽しめますから」
 まさに「子どもがいる」から、夏休みに4年生と5年生によるカレーづくりのボランティアを買って出て、そして実際に来てみれば子どもたち以上に楽しんでいたのが、この日のお母さんたちだ。

 「地域のなかの学校」づくりに、教育ファームを見事に活用している浅間台小学校。次は、江戸野菜の「品川かぶ」を子どもたちと育てて、給食に出すことを計画している。

文責:関東ブロック事務局 中川哲雄