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秋野菜づくりは運命共同体で!? 「家族畑」から「共同畑」へ

2009 年 8 月 22 日

新潟市教育ファーム推進協議会(新潟県・新潟市)

気持ち新たに秋野菜の畝作り

気持ち新たに秋野菜の畝作り

 「一言いいでしょうか。みなさん、トマトやキュウリのデキはどうでしたか?せっかく多数の応募者から選ばれたのだから、最後までしっかりやってください!」と、指導農家の山本秀樹さんの言葉に空気がピリッ。
 新潟市教育ファーム推進協議会では、「わたしの畑☆」という意識で責任を持って栽培してもらえるよう、今年から「家族畑」の区画を用意。2週間に1度のメールで草取りを呼びかけるなど、新潟県総合生活協同組合のスタッフもいろいろと工夫してきたのだが……
 夏休み前の畑には、熟れすぎてバナナのように黄色くなったキュウリや、芽かきのタイミングを逃して森のようになったトマトの木が散乱していた。

奥が手入れご無沙汰中のキュウリ。黄色く熟れた実はバナナのよう。手前はきれいな緑色のキュウリ

緑色のキュウリの奥にはバナナみたいに黄色いキュウリが

 その後の夏野菜の収穫祭で、
 「野菜の匂いを感じることができました」
 「子どもたちと育てたキュウリの味は格別!育ちが早くてよかったです」
 と栽培の楽しさや手ごたえを感じた家族がいた一方で、
 「もっと頻繁に畑に通えばよかった。野菜づくりは難しい」
 「野菜も子育てと同じで手をかけないとダメですね。恐縮しています」
 と野菜づくりの大変さを実感した家族も。

 これを聞いて、「このままじゃいけない、何かいい方法は」と頭を悩ませたスタッフは、秋野菜から、「家族畑」を3~4家族で管理する「共同畑」へと作戦変更。畑にまめに通う家族とさぼりがちな家族の組み合わせで、秋野菜畑の運命共同体ができあがった。

「美味しい野菜を育ててほしい…」山本さんの心の声が聞こえる

「美味しい野菜を…」山本さんの心の声が聞こえる

 山本さんの叱咤激励を受け、気持ちも新たにダイコンとカブの栽培に取組む参加親子は、畝作り、種まきにも自然と力が入る。ひとつの畑をいっしょに作りあげることで、家族同士の交流も活発なようだ。

 「秋作は夏作と違って種から育てます。畑に来てこまめに草取りしないと作物が雑草に負けてしまうよ」
 作業中、何度となく草取りの大切さを強調する山本さん。せっかく育てるんだから、美味しい野菜を収穫してほしいという思いがひしひしと伝わってくる。

 リベンジに燃える秋の陣、それぞれの思いを胸にどんな秋野菜が収穫できるのだろう。

 

文責:北陸ブロック事務局 北村啓子