HOME > 教育ファーム活動報告 >教育ファーム2009現地レポート» ブログアーカイブ » 気分は雑穀農家!何度も畑に通えば収穫の喜びも五割増

気分は雑穀農家!何度も畑に通えば収穫の喜びも五割増

2009 年 9 月 9 日

鬼北町日吉地区教育ファーム推進協議会(愛媛県・鬼北町)

「うん、これはよく実が入ってるね」

「うん、これはよく実が入ってるね」

 「みんな、どうしちゃったの~?」担任の松本由美先生が思わず声をあげてしまうほど、今日の子どもたちはテンションあげあげ状態だ。
 「見て!トウキビとれた!」
 「こっちもこっちも!いえ~い!」
 子どもたちの元気な声が、トウキビ畑いっぱいに響き渡る。

トウキビの林で喜びの収穫!

トウキビ林で喜びの収穫!

 日吉小学校の3年生(13名)は、今年の春から、地元の地域おこしグループ「穀彩村」メンバーの指導のもとで、学校近くの畑で数種類の雑穀を育ててきた。
 種まきは6月。コキビ、モチキビ、アワは畑に直接種まきをし、トウキビはポットで苗を育ててから、畑に定植した。
 定植のときに、穀彩村代表の渡辺正志さんから注意を受けた子どもたち。
 「定植したあとに畑が乾燥しすぎると、苗が枯れてしまうからね」
 それからは毎日、お天気に気を配るようになる。晴れの日ばかりが続くとソワソワ。あげく、「先生、畑に水をやりに行こう」と言いだし、水路との間を何往復もして、バケツで畑に水を運んだ。

「おいしいか?」「おいしい~♪」

「おいしいか?」「おいしい~♪」

 そんなふうに、気にかけ、手をかけてきた雑穀が最初の収穫日を迎えたのだから、嬉しくないわけがない。子どもたちのワクワクした気持ちがはちきれて、歓声とともにまぶしい青空にのぼっていくようだ。指導をしながら渡辺さんは、「子どもたちのこんな顔を見るのが楽しみでなぁ」と笑った。

 収穫したトウキビは、学校の校庭に戻って炭火焼きに。焼きたてアツアツのトウキビをほお張る子どもたちの輪に近づくと、こんな会話が聞こえてくる。
 「オレ、夏休みの間も、畑の様子を見に行ったんだ」
 「あ、私も行ったよ~!私は2回」
 「ぼくは3回行ったよ!」 
 その向こうで「そうなんだ、ぜんぜん知らなかった…」とつぶやく松本先生。

 このあと、一週あけてコキビやモチキビ、アワも収穫し、10月には脱穀体験、11月には販売、さらにキビ・アワ餅つきに至るまで、子どもたちの熱い雑穀まるごと体験は、まだまだ続く……

文責:中四国ブロック事務局 鈴木江美留