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教育ファームの原点は“むらの子育て”

2009 年 9 月 10 日

高取町教育ファーム推進協議会(奈良県・高取町)

ダイコンの種って、こんなに小さかったんだ!

ダイコンの種って、こんなに小さかったんだ!

 「今日はうちのおじいちゃんが先生。おじいちゃん、家にいるときより優しい」
 高取町教育ファーム推進協議会の野菜づくりの活動を担当するのは、高取町花いっぱい推進研究会。会員は定年退職者が中心で、「地域をよくしたい」「地域に花を添えたい」という熱い思いをもった人たちだ。

種を蒔きやすいよう丁寧に準備された畑

種を蒔きやすいよう丁寧に準備された畑

 この日、たかむち小学校3年生60人が行ったダイコンの種まきも、研究会の人たちが細やかな段取りをして実施。
 「今日のために前日から畑を耕して準備し、種まきのあともずっと世話してくださる地域の方々のおかげでダイコンが育ちます」
 管理栄養士の桑田康子先生をはじめ学校の先生たちは、「地域の方々のおかげ」と子どもたちに常々言い聞かせている。学校と指導陣の連携は、子どもたちを温かく見守る地域社会そのものへとつながっている。

 種まきを終えた子どもたちが学校に戻ってから、せっせと穴に覆土をかけて水をやる指導陣。
 「教育ファームは、けっこう気をつかうよ。うまく育ててあげんと悪いからなあ」

共同作業の魅力は休憩タイムの井戸端会議

共同作業の魅力は休憩タイムの井戸端会議

 日陰に集まってみんなで一息ついていると、近所の奥さんがお茶とお菓子をお盆に載せてやってきた。さらに在来種のイチジクの差し入れもあって、これをきっかけに昔のおやつの話題でにぎやかな井戸端会議に。
 「昔、コングリっていう団子のお菓子があって、秋の収穫が終わった後、冬場にかけて食べてたよ。美味しいんや」
 後日、5年生担任の先生たちとイネ刈り体験の打ち合わせをした際にも、このコングリの話題で盛り上がり、思わぬ飛び入り企画(※)が実現することになった。

 農作業後の休息のひとときは、実に楽しい。この井戸端会議こそがみんなで共同して行う農作業の醍醐味。四方山話から次なるアイデアが生まれ、実現していく。そのときみんなの心にあるのは、「故郷の子らをみんなで育てよう」という思いなのだ。

※ 飛び入り企画:イネ刈りを終えた子どもたちにコングリおやつを出すことに決定!
(次回レポート乞うご期待)

(高取町教育ファーム推進協議会の6/16の活動レポートもあります)

文責:関西ブロック事務局 近藤直子