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機械より手、玄米よりモミ殻、ぶちまけろポン菓子!

2009 年 10 月 21 日
手脱穀に夢中

手脱穀に夢中

やまぐち里山環境プロジェクト(山口県・山口市)

 「この前みんなで刈り取ったイネから、今日はお米をとります。まずは脱穀といって、ワラからモミをはずしますが、手でやると大変なので機械でやっちゃいまーす。」
 園庭に設置したペットボトル田んぼで春からイネを育ててきた山口大学附属幼稚園の園児、49名。やまぐち里山環境プロジェクト代表の嘉村さんの説明に「えー!手でやりたい~!」と声が上がった。予想外の反応に、嘉村さんもビックリ。「じゃあ手でやりたい人は、ビニールシートの上でやってみましょうか…」

 ワラに覆いかぶさるように座り込んで手脱穀に挑戦する子どもたち。一粒ずつモミをもぎとっていく。おしゃべりもせず、みんなすごい集中力。
 次のモミすり機では、できあがる玄米より吹き出してくるモミ殻のほうに人気が集まる。吹き出し口の前に立って、頭からモミ殻を浴びては大はしゃぎ!

底を火で熱しお米が焦げないように回転させる

底を火で熱し中のお米が焦げないように回転させる

 最後はポン菓子づくりだ。山口大学理工学部(気圧の学習のために使用)から借りてきた機械のなかに、みんなでモミすり精米したお米を3合入れて点火して、子どもたちが1人10回転ずつ交代でハンドルを回す。5分ほど加熱をして気圧を上げ、幼稚園の先生が木づちでフタを叩くと、
 「バーン!!!!」
 大音量とともにポン菓子が飛び出した。子どもたちは大喜び。できたてのポン菓子をビニール袋に入れ、溶かした砂糖を加えて絡ませる。シャカシャカとシェイクしていたら、ビニール袋の口が開き、なかのポン菓子がザザーッ……!!!あっけにとられる先生。目が点になるスタッフ。ボーゼンとしている大人たちの前で、子どもたちはシートにぶちまけられたポン菓子に「わーっ!」と群がり、手も体もポン菓子まみれになりながらもみるみる平らげていった。

 子どもたちにとっては何もかもが楽しい、そんな脱穀・モミすり・ポン菓子体験。作業の意味はまだよく理解できていないのかもしれないけど、この体験はきっと心に残っているはず。子どもたちの笑顔は、そんな充実感に満ちていた。

ぶちまけたポン菓子に群がる子どもたち

ぶちまけたポン菓子に群がる子どもたち

文責:中四国ブロック事務局 鈴木江美留