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ビックリ!育てたサトイモが本格フランス料理に変身

2009 年 10 月 21 日
「これ、みんなのサトイモだよ」

「これ、みんなのサトイモだよ」

さいたま市農業後継者対策協議会(埼玉県さいたま市)

 さいたま市立野田小学校の家庭科室の調理台に、サトイモとナスとピーマンとお米が並ぶ。どれも6年生30人が育てて収穫した食材だ。「楽しみなんだけどー、料理ー」という声とともに子どもたちがやって来て、5班に分かれてテーブルについた。

 講師の佐藤浩さんを指導農家の萩原さとみさんが紹介。「佐藤さんは、国際コンクールで3位に入賞したこともあるフランス料理のシェフです!」
 自分たちが育てた食材で本格フランス料理を教えてもらえるなんて、すごく贅沢な経験だ。
 ちなみに本日のメニューは、(1)「サトイモと小松菜入りリゾットにチキンをのせて」、(2)「ポテトとブロッコリーのお菓子仕立てトマト風味のマヨネーズ添え」と、とってもオシャレなかんじ。

みんなでサトイモの収穫

みんなでサトイモの収穫

 まずは佐藤さんがお手本をつくって見せてくれる。「後でみんながやるんだからね」といわれ、シェフの動きを食い入るように見つめる子どもたち。「これはみんなが育ててくれたピーマンです」という言葉に、注目の視線が集まる。
 「せっかくおいしいピーマンを育ててくれたから、リゾットをこのなかに入れてピーマンのお皿にしましょうか」
 いかにもプロのシェフらしいアイデアに、自分たちのピーマンでそんなこともできるんだと、「へぇーーー」
 盛りつけ方もさすがはプロだ。
 「感心してないで、じゃあこれを今からみんなで一緒につくりましょう!」

 イエーイ!と、子どもたちから拍手があがる。静かだった空気が急変!
 さいの目切りにしたサトイモをフライパンに入れながら、「これってあのサトイモだよね」と仲間と確認しあうように、「なんか、こんなふうになるなんてすごくない?」
 シェフのワザを思いだしながら丁寧に盛りつけて、サトイモのリゾットが見事完成!

 「サトイモといえば煮物か味噌汁」というイメージをくつがえし、こんなに本格的なフランス料理の食材になるなんて。自分たちが育てたサトイモの可能性、料理の可能性、引いては農業の可能性に気づき、この日をきっかけに将来シェフや農家を目指す子どもがあらわれるかもしれない。

「自分たちが育てた野菜がとてもおいしいフランス料理になってびっくりしました!」

「自分たちが育てた野菜がとてもおいしいフランス料理になってびっくりしました!」

文責:関東ブロック事務局 中川哲雄