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ワカメの赤ちゃんって、ちっちゃいワカメじゃないんだ!

2009 年 10 月 25 日

有限会社 オズ(三重県・鳥羽市)

海へ出るワカメの赤ちゃん

海へ出るワカメの赤ちゃん

 「ワカメの赤ちゃんってどんな形をしていると思う?」
 (有)オズが運営する海島遊民くらぶの兵頭千穂さんが、ワカメの養殖体験に集まった子どもたちに問いかけると、「小さい!」「種~!」「胞子!」子どもたちがそれぞれに答える。
 答えは海上で確かめようと、鳥羽湾に浮かぶ離島・答志島(とうしじま)から漁船に乗ってワカメの養殖場へと向かった。

漁船に乗っていざ海へ!

漁船に乗っていざ海へ!

 ワカメの養殖を教えてくれるのは、「旅館あみりき」のご主人“あみりき父さん”こと清水良孝さん。民宿とワカメ養殖の漁師を営んでいる。
 養殖場につくと、船上でワカメの胞子がついた糸を取り出してみせた。
 「これがワカメの子!」
 「これ全部?」「すげー!」「ワカメの赤ちゃん?」
 子どもたちが不思議そうに見つめる。

うまく巻けるかな?

うまく巻けるかな?

 「ワカメは、4月末に芽株から胞子を出させて糸につけますが、夏場は暗い水槽のなかで休ませて、9月にだんだんと周りを明るくして目を覚まさせるんだよ。今日は目を覚ましたワカメの赤ちゃんを、いよいよ海に放ちます」と、清水さんがまず見本をみせて、海中にあるロープを船に上げ、ワカメの胞子がついた糸をくるくると巻きつけていく。
 「すごーい、はやーい!」と、職人技に歓声があがる!
 さっそく子どもたちも挑戦。慣れない作業に苦戦しながらも、みんなでロープ40m分の糸を巻きつけた。
 「ワカメの赤ちゃんは、ワカメが小さくなっているものと思ったけど違ってたー!」と、海上での養殖体験に興奮気味。

 昼食は「あみりき」で清水さんの奥さんの手料理。芽株の味噌汁やこのしろの干物など、海の幸づくしのごはんに子どもたちも大満足だ。
 「ワカメには、幹(芽株)も茎も葉もあるんやで。何でも捨てずに、自分でこうやって料理して、みんな食べなあかん」、「12月には新芽のしゃぶしゃぶを食べにきな」と、子どもたちの食べっぷりにうれしそうな美奈代さん。
 海の教育ファームの体験を通して、ワカメのことを少しでも知ってほしいという地元の願いは、いま確実に伝わっている。

文責:東海ブロック事務局 児玉記幸