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地域ぐるみの感謝祭 餅つきで苦労も喜びも分かち合う

2009 年 10 月 31 日

喜多方市小学校農業科推進協議会 (福島県・喜多方市)

種からぜ~んぶ自分たちで育てた誇りと自信がいっぱい!

種からぜ~んぶ自分たちで育てた誇りと自信がいっぱい!

 喜多方市立加納小学校で、保護者と地域の皆さんを招いた秋の学習発表会。
 会場となった体育館には、「農業科」(※)の時間を使った教育ファーム活動の様子が展示されている。5、6年生が取り組んだ「喜多方一うまい米作りプロジェクト」の壁新聞。内容を読んでみると、「脱穀のときワラを持つとチクチク痛い」「肥料はくさい。まんべんなく播くのはたいへん」など、体験して感じたままの素直なコメントだ。種まきから肥料まき、田植え、草取り、案山子作り、そして稲刈りと脱穀に至るまで、苦労や喜びがいきいきと現れている。
※ 喜多方市小学校農業科は2007年4月、全国で初めての取り組みとしてスタート。「市の基幹産業である農業を生かした特色ある教育活動を展開する」「農業のもつ教育的意義を学校教育に生かす」という基本的な方針で実施計画を作成。国の教育特区の認定を受けている。

大事なのは腕力より腰

大事なのは腕力より腰

 校庭には3つの臼が用意され、餅つきが始まった。まずはお父さんたちが杵を振り上げる。 「よいしょ」「よいしょぉ!」
 合いの手を入れるお母さん。餅が少しまとまってきたところで、子どもにも杵が手渡された。
 「よいしょ」……フラフラ(笑)
 「よーいしょ!」……ごつん!(臼の縁をついちゃった)
 歓声のなか、20分ほどでつき上がった真っ白な餅を、お母さんたちが慣れた手つきでちぎってお雑煮とあんこ餅にする。全員にわたったところで、実行委員長を務める6年生の児童が高らかに宣言。「いただきます」
 「いただきま~す!」

 のびが抜群で豊かなコシのお餅。お雑煮にはカシワの脂がきらきらと浮いて、野菜のうまみもいっぱい。あんこはほっこりと甘くて香ばしい。
 「孫たちがつくったお米の餅ですからね、ひときわおいしいですよ」と、5年生女子といっしょに味わっていたおばあちゃん。
 「去年は5年生で初めての米づくり、6年生に持ち上がったので2年目となります。今年は田んぼ作業のあとに『疲れた~』って言わなかったね」とお母さん。
 「うん、去年もやったがら、ちょっとは慣れたべし」と、6年生男子。
 「子どもなりに農業の大切さもわかっているんじゃないですかね」とお父さんも目を細める。

 おかわり続出、舌鼓を打ちっぱなしの一日になった。

うしろで夢中 お父さんとお母さん

うしろで夢中 お父さんとお母さん

文責: 東北ブロック事務局 渡辺征治