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試行錯誤の末に自分たちで辿りついたメニュー

2009 年 10 月 31 日
カボチャの収穫

カボチャの収穫

都賀町教育委員会事務局(栃木県・都賀町)

 都賀中学校の「縦割り総合的な学習の時間」で18コース開講されたゼミのうち、【食「都賀町の新メニュー開発」コース】を選択した1~3年生15人。教育ファーム畑で3年生が育てたカボチャとニンジンを食材に、自分たちで考えてきた新メニューを、この日の文化祭でプレゼンする。

<ある班のプレゼンの実況中継>
「どんな料理にする?」→「かぼちゃラーメン」→「ラーメンのスープにカボチャを溶かして…ま、まずい…」→「ラーメンはやめてカボチャ入りのチーズケーキに」→「ニンジンをのせて…カボチャの味がしない…ニンジンがまずい…」→「食育応援団の鈴木先生からカボチャまんじゅうの作り方を教えていただく」→「そうか、カボチャは煮詰めて入れ、ニンジンは甘く煮ればいいんだ!」→「スフレパンプキンケーキ完成!!!」

がんばってプレゼン

がんばってプレゼン

 1班から4班まで、どの班も最初に考えたメニューはうまくいかなかった。失敗の原因は、カボチャが予想以上に水っぽいということ。例えばスイートポテトのポテトの代わりにカボチャ、コロッケのジャガイモの代わりにカボチャ。でもカボチャにはジャガイモほどデンプンが豊富に含まれているわけではなく、同じつもりでやってみるとグジュグジュに…
 突破口を開いてくれたのは、8回目のゼミでカボチャまんじゅうづくりを指導してくれた、とちぎ食育応援団の鈴木さん。
 「そうか、カボチャは煮詰めればいいんだ!」
 さんざん失敗したあとだけに、ようやく辿りついたカボチャ料理の「極意」には、強い実感がともなっていた。それに気づかせてくれたのは、地元で食育を教えてくれるボランティアのおばちゃん先生。「食材」や「料理」を超えて、地域の「人」の再発見にまで教育ファームは広がっていく。

 「売っていたら買う」
 「ぜひ給食のメニューに」
 プレゼンのあとの試食会で、友だちや保護者から寄せられた嬉しい感想の数々。
 自信を深めた生徒から、「もっと改善してもっとおいしくしたい」という力強い言葉が聞こえてきた。

スフレパンプキンケーキ『カボチャとニンジンのパラダイス』

スフレパンプキンケーキ『カボチャとニンジンのパラダイス』

文責:関東ブロック事務局 中川哲雄