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オリジナルシールで、ぼくの、わたしの「MYリンゴ」

2009 年 11 月 20 日

飯田市教育ファーム推進協議会(長野県・飯田市)

信州リンゴ娘たち

信州リンゴ娘たち

 4月の花摘みから始まって、花付けや摘果、袋かけなど、リンゴ栽培の節目となる作業はもちろん、消毒する場面を見せてもらったり選果場に見学に出かけたり、上郷小学校3年生(約120人)が取り組んできた、まさに「リンゴ尽くし」の教育ファーム。

7月の袋かけ作業

7月の袋かけ作業

 「初めは子どもたちも、自分が何のために作業しているのかわからないようだった」と語るのは、指導農家の井坪功さん。「花付けなんか、説明を聞いてもよく意味はわかってなかったんじゃないかな」

 そんな子どもたちに変化が起きたのは、夏休み前の袋かけ作業のとき。形がリンゴらしくなってきているのを見て、「あっ!」という表情を浮かべた。
 そして、9月に立てたクラスごとの看板でモチベーションがさらにアップ。
 10月になって袋をはずしたら、リンゴはもう薄っすら赤くなりかけていて、そこに思い思い自分のシールを貼ってMyリンゴにする(1人5個)作業のときは、みんなもうすっかり「信州リンゴっ子」に。

「こうやってね 上からクイッと」

「こうやってね 上からクイッと」

 そうしていよいよ、「Myリンゴ」収穫の日を迎えた。
 果樹園のなだらかな坂をのぼってきた子どもたちの顔が、リンゴを見るなりぱっとはじける。
 「リンゴ、すごいなってるー!」
 「真っ赤になってるー!」
 勢いよく果樹園のなかに駆けこんでいった子どもたちは、自分でシールを貼ったリンゴを探して大騒ぎ。
 「この辺のはずなんだけど…」
 「おれのあったー!」
 「おれのがなーい!」
 「じゅんちゃんのこっちにあったよー」
 「うわっ、でかくなってるー!」

 井坪さんはそんな子どもたちを見ながら、
 「ホントに春先は何やってんのかわからない顔してたけどね。でも今日のこの顔見たらわかるでしょ? あの顔見ると、(教育ファームは)やめられんようになるよ」と語った。

 だんだん形になっていくのが見た目にはっきりわかる果樹の教育ファーム。子どもたちの心をつかむにはぴったりかもしれない。

文責:関東ブロック事務局 中川哲雄