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大人になったワカメ いよいよ収穫!

2010 年 2 月 7 日

有限会社 オズ(三重県・鳥羽市)

親子でワカメ料理に挑戦!

親子でワカメ料理に挑戦!

 鳥羽湾に浮かぶ離島・答志島で育ててきた、海上でのワカメ養殖体験も最終回。4ヶ月前に海にはなったワカメの子どもたちが、いよいよ収穫の日を迎えた。今日の海はこれまでのときに比べて波も高く、厳しい表情を見せている。その厳しくも豊かな海で、前回間引いたワカメはロープに隙間なく育ち、大きくなっていた。

海で大きく育ったワカメ

海で大きく育ったワカメ

 「メカブができている大きいワカメだけを、根元からナイフで切り取ってください!大きくなったワカメから順に収穫していきます」
 ワカメ漁師の清水良孝さんが、ゆれる漁船の上で声をあげる。子どもたちは片手にナイフ持ち、ぐらぐらする足元にきゃーきゃー言いながら、それでもワカメをしっかりつかんで一本ずつ切り取っていく。中には2メートルを超えるワカメもあり、その成長ぶりに子どもたちは興奮気味!間引きの時期のワカメとくらべ、葉が枝のように横に広がり伸びているのが特徴的だ。

 収穫後は、地元鳥羽の老舗旅館の女将・江崎さんの指導の下、とれたてワカメの調理体験。茎ワカメのキンピラにサラダ、海苔の佃煮をつくった。
 子どもたちの声を聞いてみると、
 「4ヶ月でこんなに大きくなるなんて!」「ワカメは生でも茹でてもおいしい」「いろんな食べ方があってすごい!」「冬の漁は、寒いし波の高い日もあって大変そう」「でもあみりき父さん(清水さんのこと)は仕事しているから、漁業が好きなんだ」……

大人になると葉を枝のように横に広げる

大人になると葉を枝のように横に広げる

 最終回のプログラムを終え、企画を担当してきた海島遊民くらぶの兵頭智穂さんが、子どもたちへ想いを伝える。
 「ワカメ養殖をするのに必要なことが3つあります。ひとつ目はきれいな海、2つ目が育てる漁師、そして3つ目が食べる人です。わたしたちの役目は食べること、食べることで漁師のみなさんもがんばってくれます。何でも残さず食べ、選ぶときにはすべての食材には作り手がいることを考えましょう。それがこれからもずっとおいしいワカメを食べられることにつながります」。

 たくさんの発見をしたワカメの養殖体験。漁港で、海上で、発見したことすべてが、子どもたちにとっては大きな収穫だったにちがいない。

文責:東海ブロック事務局 児玉記幸