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割り箸にすり鉢?身近な道具で「精米」を体験

2008 年 10 月 2 日

加美よつば農業協同組合(宮城県・加美町)

 刈り取ったイネは、乾かしてから脱穀して籾を取り除き、精米してはじめて食卓に登場するおコメになる。このような稲の収穫から精米まで、どんな手順の作業をするのか知っている子どもたちは案外と少ないものだ。10月2日、仙台市立向陽台小学校5年生(147名)は、午前中、鎌を手に稲刈りをし、午後からは集会場で身近な道具を使った精米作業に挑戦した。

小雨の中、カッパを着て稲刈り

「さあやってみよう!」という合図で、子どもたちはいっせいに作業にとりかかる。
 イネの穂から籾の粒だけをとりわける「脱穀」の作業。割り箸で挟んだ稲穂を引っ張って籾をはずすと、思ったよりもたくさんの籾がとれるので、子どもたちもビックリ!どうやら割り箸の握り具合と稲穂を引くタイミングがポイントのようだ。
 脱穀が終わったら、次は籾殻を取り除き玄米を取り出す「籾すり」の作業。登場したのは、小型のすり鉢と軟式野球用のボールだ。すり鉢に籾を入れ、ボールを握って、ゆっくりゴリゴリと籾すりをしていく。「力を入れすぎるとお米がつぶれるので、力の入れ具合に注意してね」と、指導農家のアドバイスもあった。

すり鉢とボールで籾すり

 最後は、いよいよ「精米」の作業。子どもたちは、またまた身近な道具を使って、玄米からヌカや胚芽を取り除く工程を体験。ジュースの空き瓶(または牛乳瓶がおすすめ)に籾すりをした玄米を入れ、棒でつつくという“ビンつき精米“は、棒を上下させることでビンのなかに対流をおこし、米同士がこすれ合うことでヌカが外れるという仕組みだ。このビンつき精米は根気が勝負!ひたすら棒をつくうちに、子どもたちの目も真剣になる。
 収穫したらおしまいではなく、白い米になるまでの道のりを子どもたちは体を通して学んだ。

ビンつき精米

(文責:事務局)