HOME > 教育ファーム活動報告 >教育ファーム2009現地レポート» ブログアーカイブ » どうして間引くの?もったいなぁ~い!

どうして間引くの?もったいなぁ~い!

2008 年 7 月 26 日

地産地消くしろネットワーク (北海道・釧路市)

朝9:30。釧路市中心部にある生涯学習センター「まなぼっと」に集まった子供たちはバスに乗り込んだ。これから1時間あまりかけて農園に向かうのだ。農業王国北海道では不思議と思うかもしれないが、釧路方面の主な産業の主力は漁業。確かに農業も盛んではあるが、日本最大の釧路湿原があるように、農作物を生産するためには釧路近郊の土壌はあまり適さない土壌で、どちらかといえば酪農や畜産農家が多い。

そこで、釧路市では「地域産業としての農業」への理解と地場野菜への関心を高めてもらうために平成18年度に、市内の特定小学校を対象に農業体験を実施。それを引き継ぐ形で、生涯学習の一環で、釧路市全体に対象を広げ、市内在住の小学生4~6年生を対象に「まなぼっと子ども体験隊」として、(財)釧路市民文化振興財団と一緒に野菜の栽培体験を行っている。今年は定員30名に対し倍の60名を越える応募があり抽選となった。道東は稲作もあまり適さないため、じゃがいもやダイコン、とうもろこしなど畑作物を中心に行っている。

今回は、5回目の活動の日。畑の草取りと間引き作業が主な内容。
はじめにニンジンの間引きからはじめようとすると、「どうしてこういう作業が必要なの?もったいな~い。」といきなり質問が飛ぶ。

「理由は2つあるよ。1つは、育ちやすくスペースを広くすること。みんなも狭い部屋に押し込まれていたら苦しいでしょ。のびのび育ってもらうためにね。もうひとつは、成長の良いもの悪いものを選別する。いい作物にするためには、いい育ちをしているものに頑張ってもらいたいでしょ」と。教えているのは、実は財団の職員の方。この日農家さんはちょうど小麦の収穫で忙しく、出られなかったのだが、財団のみなさんも慣れたものだ。ニンジンのほか、ダイコンの間引き作業も行った。間引いたニンジンやダイコンも小さいものの、立派な形になっているので、そのままガブリッと試食。「ん?おいしい」と歓声が上がる。

全部で4班あり、班長、副班長、記録係など 班内で担当係も決めている。秋に行われる学習発表の展示会でまとめを報告する予定。それもあってか、みんな一生懸命。間引きのあとは、草の生い茂る最盛期もあって、じゃがいもやとうもろこしの草取りをみんなで行いこの日は終了。

次回も雑草とりなど畑作業を予定している。

(文責:事務局)