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「カキ屋さん」に学ぶ!地域ならではの漁業体験

2008 年 10 月 24 日

鏡浦地区青少年育成会教育ファーム推進協議会(三重県・鳥羽市)

 海でとってきた魚を調理室でさばいて食べる、鳥羽市立鏡浦中学校の生徒たち。
 市の中心部から車で10分あまり、リアス式海岸の漁師町では、平成11年度から学校と漁業関係者による体験活動が行なわれている。4月のひじき干し体験から始まって、船上釣り漁体験、魚さばき体験、漁獲漁業の調査活動などに取り組んできた子どもたちが、この日は、カキの養殖作業に挑戦した。

 鳥羽市は、いたる所で「牡蠣(カキ)の国」の旗が揺れるほどに、カキ養殖の盛んな地域。地元の養殖業者は、親しみをこめて「カキ屋さん」と呼ばれている。そのカキ屋さんたちの養殖作業場にわかれて、生徒と先生たちが集まったのは朝の8時。

カキ屋さんと一緒に穴あけ

カキ屋さんと一緒に穴あけ

 まず、カキの種(稚貝)がついたホタテの貝殻に穴をあけてロープを通していく。貝が重ならないよう機械でクギ留めをしてカゴに入れたら、ロープでつないだ貝殻を養殖イカダにつるしていく。一見簡単そうに見える作業だが、実際にやってみると大変な力仕事だ。

 10時の休憩時間。火を囲んで、カキ屋さんのおばちゃんたちと生徒たちの談笑がはじまる。やさしく話しかけられる言葉に、はにかみながら答える生徒たち。忙しい時期に体験を受け入れるカキ屋さんたちは、「子どもたちの成長を見られることが楽しみなのよ」と笑う。その視線はとてもあたたかい。

カキ屋さんと一緒にロープ通し

カキ屋さんと一緒にロープ通し

「漁業体験はどこでもできるものじゃない。この学校とこの地域、その関わりによってしかできない取組みがある」と語るのは、山口教頭先生。
 今後、生徒たちは2月末に開かれる地域のカキ組合主催の『牡蠣の国まつり』に参加、販売体験などを通して業者さんや観光客など、さまざまな人たちと交流体験をする予定だ。

カキ屋さんと一緒にひと休み

カキ屋さんと一緒にひと休み

(文責:事務局)