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南院内のパエリアは、地元じまんの玉手箱やー

2008 年 11 月 2 日

南院内小学校児童と「未来の教師」が“日本棚田百選”の地で共に歩む教育ファーム推進協議会
(大分県・宇佐市)

 青竹の器にみずみずしいバランの葉、サフランオレンジのつやつやご飯、真っ赤なエビ、黒のオマール貝、添えられた黄色のカボス。
「わぁ、きれい!」
 思わず歓声が口をつくほどに、彩りと盛り付けの美しいパエリアだ。

 町をあげてのお祭り「なんぶん祭り」で、南院内小学校児童(38人)が、地元余谷(あまりたに)地区の棚田で収穫したお米を使って、調理と販売体験をすることに。
「子どもたちがつくったお米で『おにぎり』っていうのは当たり前なんだよなぁ」
 南院内小の卒業生でもあり、地元食材を使った加工品の開発を行なう“めぐちゃん”こと衛藤めぐみさん(食育コーディネーター)があれこれ考えていたところ、同じく県内の竹田市は日本一のサフラン産地で大きなパエリア鍋も持っているという情報が入ってきた。「よし、じゃあパエリアにしてみよう!」

 パエリアを一度も食べたことがない子どもたち。パソコンで調べ、本場のパエリアにはイタリア米が使われることを知り、タイ米、イタリア米、日本米の三種類の食べ比べを行なった。その結果、「自分たちがおいしいと思う日本のお米を使って“わたしたち流”のパエリアをつくろう」ということで一致。こうしてパエリアプロジェクトが本格化したのだ。

でっかいパエリア鍋にたくさんの食材

でっかいパエリア鍋にたくさんの食材

 お米以外も徹底的にこだわったのは“地元産”、“大分産”。めぐちゃんの山から切りだした竹を使っての器と箸づくりもそのひとつ。鍋といっしょに竹田市からはサフランが届けられ、レモンの代わりに大分特産のカボスを使用。魚介類も地元産を探して走りまわり、県の水産試験場からエビや貝類をゲットしてきた。
「これ入れてみようか」「こんな飾りはどうかな~」、お年寄りにも馴染み深い食材のサトイモを入れたり、未知の料理パエリアを地元の人向けにアレンジするのに、事前に試作を重ねて知恵を絞った子どもたち。

 そして迎えた「なんぶん祭」当日。11時から売りだされた40人分のパエリアは、12時前には完売。子どもたちの「ありがとうございましたぁー」の声が大きくあがった。
 
見事な彩り!

見事な彩り!

 

 

 

 

 

 

(文責:事務局)