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「道具」と「機械」の威力の違い

2008 年 11 月 4 日

農事組合法人えーのー(広島県・安芸高田市)

腰が入っていないから道具に振り回される

腰が入っていないから道具に振り回される

 可愛(えの)小3年生の児童が、ダイズ収穫の新旧スタイルを同時に体感した。

 この日は待ちに待った収穫。まずは畑の三分の一ほどのダイズを全員で、引っこ抜く。9月に枝豆を収穫した時の瑞々しい感触と、カラカラになったダイズの違いに驚く子どもたち。ダイズはブルーシートの上に集められ、そしてある道具が登場した。

 一般的には「唐竿」とか「くるり」と呼ばれる脱穀の道具。長い棒の先に回転する短い棒が取り付けてある。ヌンチャクのように振り回し、打ち付ける。この道具は指導農家の家にあったもので、ビュッと風切り音を立てながら軽々振り回す農家のたたずまいは、武芸者のそれだ。やりたい人?と問われると、子どもたちは「はい」「はいっ!」「ハイハイッ!」と一斉にアピール。けれど実際に棒を振ってみると予想以上の重さに、「もういいです~」シートに落ちたダイズを一粒一粒地道に拾いながら子どもたちは、「昔の人はエラかったのう」。

コンバインに放り込む姿は楽しそう

コンバインに放り込む姿は楽しそう

 子どもに貫禄を見せつけたあとの作業は、コンバインにお任せだ。ダイズは自動的に袋詰めされていき、その威力に「機械はすごい!」と驚く子どもたち。でもどうしてもこぼれ落ちるダイズもある。それをまた拾いながら、子どもたちは「機械だけには任せておけんなぁ」ともらす。

 子どもたちを指導した「農事組合えーのー」は、広島県安芸高田市吉田で、イネの生産調整を引き受けて、ダイズの生産を行っている。2003年からは、地元の小学生たちが「大豆」に親しめるように体験指導を始めた。この日は、昔の人の苦労を伝えようと、昔ながらの道具を使ってのダイズ収穫体験。

 乾燥させたあと、子どもたちは豆腐づくりに挑戦する。

収穫したダイズの感触を楽しむ児童

収穫したダイズの感触を楽しむ児童

(文責:事務局)