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定住者も出現!「限界集落」に新しい風が・・・

2008 年 11 月 15 日

やまぐち里山環境プロジェクト(山口県・山口市)

秋を迎えた大富集落

秋を迎えた大富集落

 山口市北部のどんづまりに位置する上郷大富(かみごうおおとみ)集落は、世帯数こそ90戸を数えるが、その大半は一人暮らしの老人や高齢者世帯。「上郷大富」の集落名が表すように、かつては林業を中心として「山深い郷」に「大きな富」のある集落だったようだが、時代の流れとともに過疎高齢化がすすみ、今では「限界集落」(人口比の50%以上が65歳以上の地域)のひとつに数えられる。

スイカの定植を教える名人

スイカの定植を教える名人

 そうした中山間地域を舞台に、ジャガイモ、カボチャ、ダイコンなど、四季折々の作物の栽培体験に取り組むのが、やまぐち里山環境プロジェクトの実践だ。参加者の多くは、山口大学付属農場で行なう公開講座「今日から始めるグリーン・ライフ」の修了者たち。田舎暮らし体験や農業体験のニーズが、今回の取組みを通して都市と農村の交流へと広がっている。スイカの栽培指導は、この道30年の名人が担当。整枝作業や交配作業も体験のたびにアドバイスを受けて、甘くて美味しいスイカが収穫できた。

予想以上の収穫のみんな大満足

予想以上の収穫にみんな大満足

 ところで、この講座に参加した30代の夫婦が、2人の子どもといっしょに上郷大富集落への定住を決意。既に古民家も購入し、入居の準備をすすめている。夫婦ともに県外出身だが、学生時代を山口県で過ごした経験もあり、県内での定住先を探していたところでこの集落に出会った。子どもたちの学校のことなどで多少の不便さは感じるものの、山口市街から30分程度のロケーションに、さほど不安もない様子。
 教育ファームへの参加がきっかけとなって、集落に新しい風が吹こうとしている。

定住を決意した児玉さん一家

定住を決意した児玉さん一家

文責:やまぐち里山環境プロジェクト