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手づくり資料で新米の営農指導員が奮闘中

2008 年 8 月 16 日

JA鳥取中央「あぐりキッズスクール」(鳥取県・倉吉市)

オリジナルの資料を手に説明する吉田指導員

 8月16日(土)、鳥取県北栄(ほくえい)町の小さな集会所に、あぐりキッズスクールの子どもたち(JA鳥取中央の公募で集まった小学校3年生~6年生)、21名がやってきた。
まだまだ暑い毎日が続くなか、「先生!今日は何するの?」と、大きな声が響く。
「これからフレッシュなお兄ちゃんが、おコメについての話しをするから、みんなよ~く聞いてよ。おコメについての問題も出すからね」と山本支所長に紹介されて、新米の営農指導員の吉田歳宏さん(28)が緊張した面持ちで登場した。吉田さんに資料を配ってもらったスクール生は、さっそくページをめくりだす。

資料には子どもたちの興味をひく問題が付いている

「世界には何種類のおコメがあるか知ってますか?」
「30種類!」
「うーん50種類!」
「えーとね、正解は1000種類以上あるといわれています」
 子どもたちは種類の多さにビックリしながらも、自分たちが食べているおコメの話だけに興味津々だ。
このクラスにとっては初めての米づくり。6月の田植えから10月の稲刈りまでの5ヵ月間、田んぼの草取りをしたり、生長を観察したり、生きもの調べをしたりと、さまざまな体験にチャレンジしていく。そんな際に吉田さんの手づくりの資料が効果的。子どもたちの興味をひく仕掛けになっているので、毎回2時間の学習時間は、あっという間に過ぎていく。この日は、「鳥取県では1年にどのくらいのおコメがとれますか?(体重・プールと比較してみよう)」という算数の問題がだされた。平成19年、鳥取県ではおよそ6万7000トンのおコメが収穫されたが、みなさんの体重が35キログラムとすると、何人分の重さのおコメがとれたことになるか?また、縦が25m、横が13m、深さが1.2mという学校のプールを満杯にするに、およそ400トンの水が必要だとすると、収穫したおコメは学校のプール何杯分か?といった具合にチョット頭をひねらせる。

 

 入組3年目の吉田指導員は、子どもたちにもわかりやすい説明を心掛けようと、言葉を選びながら一生懸命だ。スクール生からは、「先生!イネ刈りが楽しみ~」と、収穫の日を待ちこがれる嬉しい声も。教育ファームは、子どもたちにとっても指導する側にとっても、きっと得るものの多い活動になるだろう。

イネの生育観察

(文責:JA鳥取中央「あぐりキッズスクール」)