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かかしは初めてつくります!?

2008 年 8 月 22 日

静原コスモストピアの会(京都府・京都市)

 夏休みも終わりに近づいた8月22日、京都の静原小学校に、十数人の子どもたちと地域から4人の農家が集まった。今日はかかしづくり体験の日だ。
 静原コスモストピアの会の事務局長もつとめる指導農家の西村明信さんが、かかしの骨組みを見せながら作業の説明。おとなしく耳を傾ける子どもたちは、このあとで明らかになる真実を、まだ誰も知らない。
 4グループに分かれた子どもたちに、西村さんたち農家が一人ずつ指導について作業が始まる。子どもたちは慣れない手つきでノコギリを持って、骨組みとなる木材を切り、その木を十字にくくりつけ、わらで肉付けをしていく。

  


 しばらくして、子どもに手を貸す農家の一人が、ふと、
「かかしなんて、僕らも初めてつくるしな…」
 この意外な真実に、一瞬、空気が固まった。子どもたちの目は、点。そして一斉に、
「えっ~~~っっ!?」
 実は、かかしづくりを子どもたち以上に楽しんでいたのは、他でもない西村さんたち農家のほうだった。この日は、農家がかかしづくりを教える教室ではなく、子どもと農家が一緒になってかかしづくりを楽しむ日だったのだ。
 かかしの本体が組みあがり、それぞれが持ち寄った古着を着せる。ここまで来ると、子どもたちの本領発揮だ。みんなで思い思い、かかしの顔を描きはじめた。マンガチックあり、写実的あり、エイリアン風あり、古典的「へのへのもへじ」あり、子どもだけでなく実は農家の人たちも含めてオール素人集団でつくるかかしは、実に個性豊かなものばかり。
 無事描きあがった顔が、この日子どもと一緒にかかしをつくった西村さんたちに、とても似ているように見えたのは気のせいだろうか。

文責:事務局