HOME > 教育ファーム活動報告 >教育ファーム2009現地レポート» ブログアーカイブ » 自分だけのオリジナル!なんでもできるワラ細工

自分だけのオリジナル!なんでもできるワラ細工

2008 年 12 月 12 日

なぐも原・結いの里(新潟県・十日町市)

「お米の学校の卒業記念にしましょう」

「お米の学校の卒業記念にしましょう」

 なぐも原・結いの里の「お米の学校」は、地元十日町の小学校だけでなく、出前授業として東京・埼玉の合計16校で開催されている。
 種モミからはじまって、田植え、追肥、稲刈り、脱穀と続いてきた「お米の学校」もいよいよ終盤を迎え、この日は一輪ざしのワラ細工づくりに挑戦。指導農家の臼井隆さんが、西東京市立東小学校6年生たちの待つ多目的室にやってきた。

 イネには捨てるところがないことを子どもたちに教えたいと、臼井さんは語る。
「今日は、みんなで育ててきたお米の親の稲ワラを使って、ワラ細工をつくります」
 臼井さんは、基本的なつくり方を教えるだけ。あとは子どもたちの創意工夫に任せられる。決まった「目標型」はなく、それぞれが思い思いに、ワラを長く使ったり短く切って揃えたりと個性的だ。

どのくらいで切ろうかな…

どのくらいで切ろうかな…

 一本いっぽんのワラの節がつながるように合わせると、きれいな模様ができることに気づいた子がいた。けれど、プラモデルの部品のようなわけにはいかず、希望どおりの節がついたワラはなかなか見つからない。
「でもそこが面白かった」と、その子は笑う。「ちょうどいい節のワラを見つけたときは、やった!っていう感じでした」
 余ったワラで、一人の子が縄を編みはじめた。ほかにも、お約束のようにワラ人形をつくりだす子。自分の工夫次第でいろいろなものができるワラ細工の魅力に、すっかり夢中の子どもたち。

「5月の田植えから、みんなで育てたお米の思いがつまっているワラ細工ですよ」という臼井さんの終わりの言葉を受け、一つひとつすべて違う自分だけの一輪ざしを、子どもたちは愛しげに見つめていた。

きれいに節のそろった完成品

きれいに節のそろった完成品

(文責:事務局)