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ハートを鷲づかみ!田んぼの生きもの大集合

2008 年 8 月 23 日

かごしま食農育協議会(鹿児島県・鹿児島市)

ズラリと並べられた田んぼの生物たち。なかでも「マムシ」コーナーは怖いもの見たさの子どもたちに大人気

ズラリと並んだ田んぼの生物たち。なかでも「マムシ」コーナーは怖いもの見たさの子どもたちに大人気

ウネウネととぐろを巻くマムシが二匹、ガラス瓶のなかで気味悪くうごめく。その様子に子どもたちの目は釘付けだ。「うううっー」と、言葉にならない声を漏らして、その場から動こうとしない。
かごしま食農協議会(鹿児島市・川上地区)の教育ファームの取組みは、毎回子どもの好奇心を捉える何かが用意されている。前回は、「かわいい」代表の合鴨のピヨピヨ、そして今回は「ものすごくこわーい」代表のマムシさんだ。

8月23日、田んぼの生きもの観察の第二回目。田んぼはイネを育てる場所であると同時に、多くの生きものを養う場であること。「いのち」が循環している田んぼの面白さを知るというのが、今回のテーマだ。

虫見板を使った観察も取り入れられている。「動かないのが悪い虫?」

虫見板を使った観察も取り入れられている。「動かないのが悪い虫?」

生産者の橋口孝久さんを中心とした協議会のメンバーは、二日間かけて、田んぼの生きものを採集し、20種類近くを展示して、子どもたちを迎える。「短い時間で慣れない目で観察しても、せいぜい5〜6種類しか捕まえられない。それじゃあ子どもたちが、『なんだ、これだけしかいないのか』とがっかりするでしょ?」と、橋口さん。ひっそり静かに見える田んぼに、こんなにもたくさんの生きものがいることを実感して欲しいから、と。準備のために一生懸命、ほ虫網を振り回し、田んぼの虫をすくい取るおじさんらの光景を想像すると、何だかカワイイ。

田んぼから戻った後は、食物連鎖の講座がはじまる。ミジンコをオタマジャクシが食べてカエルになって、ウンカやイネにつく虫を捕るクモを食べる。また、そのカエルを食べにサギや蛇がいて・・・・と、今日見た生きものをボードに上中下に分けて張りながら、「生きものには、それぞれに役目があってね、食べたり、食べられたりを繰り返して成り立っています。食べられるばかりの下の生きものほど数が多いんだよ」。説明を聞いた子どもたちが、「じゃ、このマムシは、カエルより上か。すごいね」と話せば、「いや、そのマムシを食う人間が一番すごか。マムシはうまいぞー」と大人が返し、子どもたちは、「うへ〜食べるの〜」とのけぞった。

ボードを使って、弱肉強食の田んぼ世界を説明

ボードを使って、弱肉強食の田んぼ世界を説明

(文責:事務局)