HOME > 教育ファーム活動報告 >教育ファーム2009現地レポート» ブログアーカイブ » 懐かしのおやつ作りで充実の食農体験

懐かしのおやつ作りで充実の食農体験

2009 年 6 月 6 日

季の野の台所(愛知県・美浜町)

不思議な形の田んぼで思い思いに田植え

不思議な形の田んぼで思い思いに田植え

 水を張った美しい田んぼが一望でき、心地よい風が流れる庭には、パラソルを立てたテーブルと椅子。テーブルの上にはほとんどの参加者が口にしたことのない、玄米のおにぎりと麹の風味豊かな手作りみそのみそ汁が用意されている。初めて食べる玄米に、「おいしいからおにぎりを持って帰りたい」と言うお母さん。お昼ごはんという入り口から、すでに教育ファームは始まっていた。食べ終えた子どもたちは、ロバ・山羊・犬を相手に遊び、森の中を走り回っている。

 教育ファーム2年目の季の野の台所。森川美保さんと光男さんは結婚以来、さまざまな形の農業体験を受け入れてきたベテランだ。美保さんのお母さんを加えた3人による抜群のコンビネーションで、メリハリのあるプログラムは進んでいく。
 田んぼでは、田植え機での田植えが人気だった。子どもが対象の体験だったのだが、「自分もやってみたい」と、喜喜として参加するお父さんの姿も。

「ちまき、上手に包めたよ」

「ちまき、上手に包めたよ」

 田植えの後のおやつ作りは、男の子も張り切る。米粉を練ったものを熱心に丸めてお団子を作っていく。できあがったお団子をヨシで包む作業にも挑戦。最後はわらで結ぶのだが、これまで見たことのない昔ながらの結び方、なかなかうまくできない。それでもあきらめずに何度も教えてもらって、みんな結べるようになった。
当初は参加者を小学校3年以上と想定してプログラムを考えたそうだが、ふたをあけてみたら3分の2が3年生以下。これはちょっと難しいのでは、と思う内容でも、熱心に取り組む姿が印象的だった。

 季の野の台所の教育ファームを影で支えているのが、美保さんのお母さん、岩田美喜江さんだ。美保さんが子どもの頃から、学校から帰るのを待っておやつを一緒に作っていたのだとか。教育ファームは美保さんのDNAに植え付けられていたに違いない。「子どもたちと農業体験をしたりおやつを作ったりしながらいろいろなことを伝えていきたい」と、美喜江さんは楽しそうに語ってくれた。

緊張したはじめての田植え機。苗を踏まないようにとつい足下を見てしまう。

緊張したはじめての田植え機。苗を踏まないようにとつい足下を見てしまう。

文責:東海ブロック事務局 吉野隆子