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はだしで田んぼ=「きもち悪くて気持ちいい~!」

2009 年 6 月 8 日

川内いきいきクラブ(高知県・いの町)

盛り上がりすぎ?手形がついてますよ…

盛り上がりすぎ?手形がついてますよ…

 高知小学校と川内小学校の4~5年生、103名。今日は合同で田植えをする日。田んぼには、三角柱を横に倒したような道具が並べられている。苗を真っすぐ等間隔に植えるための定規で、かつて、この地域の田植えでは一般的に使われていたものだ。

 川内いきいきクラブ会長の坂本さんから田植えのやり方を教わると、子どもたちは裸足になり、苗を持って、いざ田んぼへ。田んぼに足を入れたとたん、「ぎゃ~」と悲鳴があがる。「にゅるにゅるする~」「きもち悪い~」「虫がイヤ~」・・・、あちこちからいろいろな叫び声があがって、あっという間に大変な騒ぎとなった。「無理!」と言ったきり、動けなくなっている子もいる。

「はい、定規を回転させるよ~」

「はい、定規を回転させるよ~」

 やっとのことで、一つの三角定規に8人くらいずつの子どもが並ぶと、指導係の農家が、「これに合わせて苗を植えて~。全員がちゃんと植えないと定規を動かせないからね~」と声をかける。動けずにいた子が、慌てて苗を植えた。みんなが1つずつ苗を植えるのを見計らって、「はい、回転させるよ~」と農家がまた声をかける。すると、子どもたちはパタン、と三角定規を動かして、次の苗を植える。
 最初のうちは、そうやって農家の声かけに合わせていた子どもたちだが、しばらくすると、自分たちで「せーの」と声をかけあって、どんどん植えられるようになっていった。息の合ったチームは、「せーの」パタン、「せーの」パタンと、かなりのスピードで植え進んでいる。

苗をダイレクトキャッチ!

苗をダイレクトキャッチ!

 やがて、「先生~、苗くださ~~い」とあちこちから大声が飛んできた。手に持っていた苗がなくなってしまったのだ。 先生が畦から苗を投げると、バシャン!と泥しぶきを上げて子どもたちの前に落ちる。泥が跳ね上がるたびに、大歓声。苗をダイレクトキャッチしようとして、泥だらけになる子どもも続出だ。あれほど「きもち悪い~」と叫んでいたことなど、いつの間にか忘れてしまったらしい。

 田植えを終えて、「きもち悪いけど気持ちいい~」「たのしかった!」と満面の笑みを浮かべる子どもたち。

 田植えデビューはきっと忘れられない体験になっただろう。

文責:中国四国ブロック事務局 鈴木江美留