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「豚田兵」との対面式~お肉になるまで見届けます~

2009 年 6 月 13 日

祝島未来航海プロジェクト実行委員会(山口県・上関市)

鼻と掌で力比べ。「けっこう強い~~!」

鼻と掌で力比べ。「けっこう強い~~!」

 集会所近くの空き地に移動すると、そこではピンク色した2匹の子ブタが待っていた。1ヶ月前に生まれたばかりで、まだ体長は50センチくらい。今日は、この子ブタと“NPO光けんじのがっこう”(山口県光市)の小学生との対面式だ。子どもたちはこれから毎週末、交代でフェリーに乗って祝島に渡り、この子ブタたちの世話をする。

 子ブタの名前は、サスケとミサキ。掌で鼻を押して遊んであげると、子ブタたちは大喜びだ。「ブタは鼻で穴を掘ったり、こうやって鼻で押し合いしたりするのが好きなんだよ」と、指導農家の氏本長一さんが説明すると、一人の男の子が「俺もやっていい?」と柵のなかに入ってきた。それを機に、男の子が次々と柵の中に入ってきて、代わる代わる子ブタと力くらべをはじめた。「こいつ、力強いなぁ~」

「こっちが男の子だよ」・・・持ち上げられて、子ブタ絶叫

「こっちが男の子だよ」・・・持ち上げられて、子ブタ絶叫

 氏本さんは、ブタを「豚田兵」と名付け、祝島の耕作放棄地に放牧している。「力強い」と子どもたちも感心の鼻の力で、ブタが土を掘り起こして草を食べる。そして、そのフンが土を肥やすという循環。その畑で人間が野菜をつくって、いただく。野菜の一部は、ブタにもお裾分けをする。そしてもちろん、ブタのお肉も、感謝しながらいただく。「その命の循環が素晴らしいので、子どもたちに経験させたいと思ったんです」と、けんじのがっこうの北村先生は語る。

 氏本さんが、「これから、みんなで放牧用の牧場をつくったり、いろいろとブタたちの面倒を見てあげてください。そして、お肉になるまで見届けてください」と言うと、子どもたちはしっかりとうなずいた。

 これから1年間、子ブタとともに、子どもたちがどのように成長していくのか、とても楽しみだ。

ブタは水浴びが大好き

ブタは水浴びが大好き

文責:中四国ブロック事務局 鈴木江美留