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山里の秘密基地から思いよとどけ!

2009 年 6 月 13 日

大長谷・やまの学校「田んぼにお絵かき」(富山県・富山市)

「みんながカエル よみガエル」

「みんながカエル よみガエル」

 「こんな山のなかに田んぼあるがや~、人!すんどるがや~」
 41世帯、72名が暮らす八尾大長谷(やつおおおながたに)地区に、子どもたちの驚きの声が上がる。5月17日、田んぼアートの田植えをしに、富山市や射水市など山のふもとの市街地から初めて訪れた子どもたちだ。

耕作放棄地に囲まれたお絵かき田んぼ

休耕田に囲まれたお絵かき田んぼ

 きっかけは、去年この地区を宿泊体験に訪れた子たちから漏れた、どうしてここの田んぼは草や木がぼうぼうなの?という質問だった。地域の高齢化(平均年齢76歳)や耕作放棄の説明をきいて、「そんながなら、田んぼ貸してもろて、子どもたちで田んぼ作れんが~?」。この言葉に勢いを得、休耕田になりそうだった10aの田んぼ2枚を引き継ぎ、古代米で「田んぼにお絵かき」しながら、子どもたちと一緒に稲作体験をすることに…!

 田んぼに下絵を描いたり色の違うイネを手配したりと、準備に奔走するのは「大長谷青年会」の皆さんだ。地区出身の40~50歳代のお父さんたちが中心で、今はふもとの市街地に住んでいるけど、将来は自分たちの生まれ育った大長谷に「みんながカエル(帰る)よみガエル」の願いを込め、デザインはカエルに決まった。

 大人たちが紫色のみどりもちの苗でカエルの輪郭を描き、その周りに緑色のひでこもちの苗を子どもたちと一緒に植えてから、約1か月。せっかくのかわいいカエル苗も、田んぼ脇の家の屋根からは横のアングルで眺めるだけ。「やっぱり正面から見てみたい!」参加者だけでなく、田んぼアートに興味津々の地元みんなも同じ思いだ。そこで、「カエル」を正面から見おろせる林のなかに、見晴らし台として使える秘密基地の建築計画が持ち上がった。

 7月25~26日の宿泊活動で、材料や建設スケジュールなどをみんなで話し合う予定。「高床式見晴台」と立派な建築様式も命名され、7月末の完成時期にはどんな「カエル」に会えるかな~。乞うご期待!

3本の木をつないだツリーハウス型秘密基地の完成予想図

3本の木をつないだツリーハウス型秘密基地の完成予想図

文責:北陸ブロック事務局 北村啓子