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山里で学ぶ、鮎と五平餅のおいしい関係

2009 年 6 月 14 日

津具森林組合・NPO法人 とみやま交流センター(愛知県・設楽町 豊根村)

鮎を育てる清流

鮎を育てる清流

 「『いただきます』ってどういう意味?」
 「いのちをたくさんもらってる!」
 素敵な答えに、教室中に拍手がひろがった。愛知県奥三河地区で行われた、山里で学ぶ自然「食」体験塾(※)、開校式のワンシーンだ(※「自然食」ではないこと、それと「食育」を強調したい思いを込めて、自然「食」)。

 今回のプログラムで山里の暮らしを参加者に伝えるのは、地元で森林組合長も務める自然体験のベテラン、村松幹彦さん。矢作川・天竜川・豊川の上流域と下流域の子どもたちや大人たちが、「両域ふれあいの会」という名のもとで、年間600人に及ぶ流域交流を行っている。

 「山も川も海も、そして畑もみんなひとつのもの、今日はそのつながりを感じ、自然に感謝できるようになろう」
 子どもたちから「師匠」と呼ばれる村松さんの開校のあいさつのあと、先月放流した鮎の観察に出かけるため、さっそく近くの川へ!
 「いたいた!」小さな鮎を見つけ川原を走る子どもたち。「水がキレイな川に住む鮎はとってもおいしいぞ。泥臭くなく、スイカみたいなにおいがするんだ」子どもたちの興味を駆りたてながら、自然と生き物のつながりを伝えていく。

五平餅づくりに挑戦!

五平餅づくりに挑戦!

 約1時間、自然の空気を体いっぱいに取り入れたあとは、築173年という村松師匠のご自宅にて昼食の準備。ここでの食体験は五平餅づくりだ。
 なぜ、五平餅なのか。その答えは「鮎の住むキレイな川、その水からつくる地域のお米、山も川も畑もすべてひとつなのだ!」という想い。
 五平餅おいしい?
 「うん、お米がうまい」
 「きれいな水で育てたから」
 子どもたちの言葉や表情を見ていると、頭で理解するのではなく、味覚を通じて体が感じているのだなと思えてくる。

 このあと、地域に伝わる鮎の引っかけ漁を行うための竿づくりを行った。次回の体験塾は鮎が成長する8月。今回自分でつくった竿で鮎を取り、キレイな水で育った命をいただく。

自然に感謝し「いただきます!」

自然に感謝し「いただきます!」

文責:東海ブロック事務局 児玉記幸