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カブトエビ 持って帰ったらあかん!

2009 年 6 月 14 日

高槻とかいなか教育ファーム推進協議会(大阪府・高槻市)

田んぼの水路にいたイモリ。赤いお腹がきれい!

田んぼの水路にいたイモリ。赤いお腹がきれい!

 高槻市は、人口約36万人を擁する大阪北部のベッドタウン。市南部の市街地に暮らす子どもたちの多くは、市の北半分に山や田畑など豊かな自然が息づいていることを知らない。今年度「高槻わくわくファーム」に応募した市内の小学3~6年生のほとんども、第一回目の今日、イネとソバづくりの舞台となる山里・原地区を初めて訪れたようだ。

竹ナイフでヒノキの間伐材の皮むき。きれいな木肌に感動

竹ナイフでヒノキの間伐材の皮むき。きれいな木肌に感動

 午前中のプログラムは、「秘密基地をつくろう」。田んぼオーナーの畑中喜代志さんの持ち山に行き、NPO法人森のプラットホーム高槻の小柿正武さんの指導のもと、森のそうじやヒノキの間伐材の皮むきを体験。湿りを帯びたヒノキの美しい木肌が表れると、「すごーい!ツルツルや」「いい匂い」と瞳をキラキラ。小柿さんお手製の竹のナイフも大人気。手に手に拾った枯木などを持ち、ごきげんの子どもたち。

 山での昼食をはさんで、午後からは田植え。短パンに着替え、おっかなビックリ泥田の中へ…。「わー!」「キャー!」。泥に足を取られ、さっそく尻餅をつく子も。「この苗から3本ずつ取って、ロープの印のところに植えていくんやで」。原地区の皆さんのやさしい指導のもと、少しずつコツをつかんでいく。
 順番待ちの班は、コップを手に田んぼの生き物調査。カブトエビやイモリ、アマガエル、ホウネンエビなどを見つけ、「持って帰りたい!」と興奮気味の子どもたちに、「持って帰ったらアカン。カブトエビは田んぼの雑草を食べてくれるんやで。みんなちゃんと役割があるんや」と原地区のおじさん。子どもたちは残念だけど納得…の様子。

「おっとっと!」初めての田植え、奮闘中

「おっとっと!」初めての田植え、奮闘中

 田植えを終え、泥だらけの足を水路で洗う子どもたちは、「おもしろかった!」「もっとやりたい!」と満足げ。許可をもらって残った苗を持ち帰る女の子たちの、うれしそうな表情も印象的だった。

文責:近畿ブロック事務局 金谷眞理子