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苗を植えるだけとは違う! 超ハイテンション代かき体験

2009 年 6 月 26 日

JA秋田ふるさと青年部(秋田県・横手市)

「冷て~」と声を上げながら、みんなもう待ちきれない!

「冷て~」と声を上げながら、みんなもう待ちきれない!

 水が張られた田んぼに並び、「もう入っていい?」目をキラキラさせてそう訊ねる「弟子」たちに、「師匠」たちからは無情の「ダメ」出し。
 「代かきの前に肥料が先なんだよ」
 「え~」「早く入りた~い!」

 子どもたちから「師匠」と慕われるJA秋田ふるさと青年部の25人が、田んぼづくりを一通り体験させるメニューを携え、前夜8時に秋田を出て、車ではるばるやってきた。迎える「弟子」は、神奈川県の大沼小学校5年生3クラス、約100人。

どうしたらこんな顔になるの?

「気もちい~!」「楽しい~!」「やば~い!」

 まずは田んぼの土づくりからスタート。校舎裏の花壇の土と秋田から運んできた「いなほ培土」をみんなでならしていくが、この時点からすでに、子どもたちのなかでは「初めて裸足で踏む土」にテンションが上がりはじめたらしく、期待と興奮の表情が徐々に広がりはじめていた。

 そして水が張られ肥料もまかれ、ついに代かきスタート。「これから田んぼに入ってもらいます」との「師匠」のお言葉に歓声が上がる。「泥んこになっても転んでも構いません。お母さんに怒られるのはあなたたちです。じゃあ、入って~!」大変な騒ぎになった。飛び跳ねる子、足踏みをする子、ダンスを踊りだす子。
 集まったお母さんたちからは、
 「こんなに喜んでいる子どもの顔、普段はなかなか見ることができません」
 「本当にいい経験だと思います」
 「でも、もうちょっと黒っぽい服を着せて出せばよかったなって、それだけが…(笑)」

「お肌すべすべ~」泥パック

「お肌すべすべ~」泥パック

 小学校の午前中4時間の授業だけで、土運びから、代かき、田植えまでという欲張りメニュー。イネを育てる過程をできるだけ多く体験するほど、子どもに残るインパクトも記憶も強烈なものになる。イネの苗をただ植えるだけの体験と、この「超ハイテンション代かき」を経るのとでは、これからのお米づくりへの思いもはっきり違ってくるだろう。「総合的な学習の時間」という限られた授業時間の枠内でも、その気になればこれだけ豊かな体験を子どもたちにさせることができるのだ。

 代かきで田んぼの泥にすっかり慣れた子どもたちは、このあとの田植えを、実に落ち着いた足運びで終わらせた。

文責:関東ブロック事務局 中川哲雄