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参加者のつかみもOK! 若手Uターン農家、ただ今奮闘中

2009 年 7 月 11 日

ぼくらの農園(埼玉県・入間市)

集まってくる参加者を笑顔で迎える岩田さん

集まってくる参加者を笑顔で迎える岩田さん

 「こちらが考えていることを参加者にどうしたらうまく伝えられるか。あそこはもう少し丁寧に話しておけばよかったなって、あとで思うことがよくありますよ」
 ぼくらの農園の園主は、実家の農業を継ぐために会社を辞めて横浜から故郷に戻ってきた岩田浩さん(29歳)。1年間の勉強期間を終え、今年の春から1区画約12坪、合計19区画の市民体験農園をスタートさせた。

 土曜日の朝9時半、狭山茶畑に囲まれた農園に8家族11人が集まってくる。定年退職した夫婦の参加が多いなか、20代後半の若い夫婦の姿も見える。
 集まった参加者たちに、まずは、ナスを干して保存する「干しナス」つくりの方法を披露。「とにかく教え方が難しい」と言う岩田さんだが、農家ならではの豆知識で、作業の説明に入る前の「つかみ」を大事にするなど、なかなかどうして、心得ている。

岩田さんのお手本をじっと見つめる

岩田さんのお手本をじっと見つめる

 この日のメインは、ネギの苗植え。
 「みなさん、苗に土をかけすぎるとネギが呼吸できなくなりますよ。根っこに5センチぐらい土をかけておくだけで十分。土は西側に盛るようにして、ネギは東側に寄せます」
 岩田さんの丁寧な説明に、参加者たちは熱心にメモを取る。

 実際の作業が始まっても、みんな、岩田さんの言ったことをしっかり守っている。7月の初めに、「こんなにおいしいトウモロコシ食べたことなかった」というくらいのトウモロコシが収穫できて、農家に教えてもらったとおりにやればまたおいしい野菜が食べられると、もうすっかり岩田さんを信頼している様子だ。

「こうすればいいって言ってたよな…」

「こうすればいいって言ってたよな…」

 「市民農園を始めてみて、みなさんが野菜の育つのを楽しみにしていることが分かって手応えを感じています」
 就農1年目の農園主に参加者たちも楽しみながらついていく。若くてフレッシュな教育ファームはまだ始まったばかりだ。

文責:関東ブロック事務局 仙道五郎