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異世代タッグで大盛り上がり!育てた小麦でパンづくり

2009 年 7 月 11 日

おおむら夢ファームシュシュ(長崎県・大村市)

なんだかすごいものがたくさんできている

なんだかすごいものがたくさんできている

 作業台の片側には、シュシュで野菜づくりをしている農業塾(御年60歳以上)の面々、向い側には、地元の福重小学校に通う学童保育の子どもたち。「よろしくお願いします」とあいさつを交わす。年の差50歳!「じいちゃん」と「孫」くらいに離れているけれど、いっしょに育ててきた小麦を6月に収穫した仲間同士だ。

無骨な手でトマトを切るじいちゃんチーム

無骨な手でトマトを切るじいちゃんチーム

 今日は育てた小麦を使ったパンを焼き体験。各テーブル大人と子どもが4人ずつ、総勢69人の挑戦が始まった。ところが、大半のじいちゃんたちは、「パンやら“洒落たもん”、つくったことないばい」と、少々ビビリ気味。一方、一度体験している子どもたちの方は手慣れたもので、自由奔放な発想で思い思いのパンをつくっていく。

 「これは、ものすごビックリした顔の人やん」と、4年生の信吾くん。
 1年生の美香ちゃんは、「うちの亀吉作ってみた」と、ペットの亀のかたちにしてみた。
 そんな子どもの楽しげな様子を見ているうちに、じいちゃんたちにも火がついた。
 「どやどや、これ何かわかる?」、「うーん、何、教えて」、「北海道たい」、「すごーい」。
 「うっしっし、これは、『つかまえられた宇宙人』ったい」、「おおーーっこのトマトの目がつりあがっているところが宇宙人っぽいーーっ」、「じいちゃん、すごーい」。

トッピングの材料もファームで収穫

トッピングの材料もファームで収穫

 子どもたちを温かい目で見守っている農業塾の山口さん夫婦は、「夫婦二人暮らし、ふだんは毎日同じような会話の繰り返しで、心からワッハッハと大きな声で笑うことはめったにありませんでした。教育ファームの体験では、子どもの勢いにつられて、笑ったり、おどけたり、子どもにこう言ったらウケるのだろうとか、心が弾みますね」と話してくれた。作物を育てて、調理して食べるという一連の体験が、世代間交流の新しい結びあいの場を演出している。
 次回は、サツマイモを使ったピザ作りと、ソバ打ち体験。異世代のタッグマッチが楽しみなシュシュの面々である。

文責:九州・沖縄ブロック事務局 矢野菜穂