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サポーターは地元のスーパー農高生

2009 年 8 月 8 日

農事組合法人立山農産 (熊本県・山鹿市)

「いつでも米をトラック」に詰め込まれて出前サポートに出かける農高生

「いつでもコメをトラック」に詰め込まれて出前サポートに出かける農高生

 強烈な日差しの下、遊休農地を開墾した田畑にはイネとダイズが青々と茂る。今日はダイズ畑の土寄せと、田んぼの生き物観察の日。参加するのは、幼稚園入園前の子どもを連れたヤングママチーム12名。立山和弘さんをはじめとした指導農家5名に加え、農作業をサポートするのは地元の鹿本(かもと)農業高校の農業クラブ所属の11名だ。

立山さん手づくり「お米」のお勉強スケッチブック

立山さん手づくり「お米」のお勉強スケッチブック

  ババババッという大きなエンジン音とともに、土寄せの管理機が畑にやってきた。本日のゲストティーチャー子飼さんの登場だ。“土寄せ機械操作の名人”だけあって、狭い畝間のなか、ダイズの葉や茎を傷つけないように見事に畝の山を盛っていく。その横でたどたどしく鍬をふるう鹿本農高生ら素人衆は、ただただ「すごかねー」「カッコよかねー」と見入るばかり。男子生徒も挑戦するが、見るとやるとでは大違い。「作物が植わってない学校の畑で練習してこい!ダイズが全滅する」(笑)と叱咤激励がとぶ。

 将来は農業指導員を目指している金子君。子飼さんの作業をじーと食い入るように見ながら、
 「エンジンの音を聞いただけで、機械の故障がわかるようにならないと一人前じゃないと言われたんですよね。ぼくには同じ音にしか聞こえない……難しいっす」
 「こうやってプロの機械操作を見せたり、ほ場での実践的な農業実習をできることが学生たちにとっては得難いんです」と、農業クラブの顧問を務める岩坂先生。

「腰を入れてハンドルを切らんと、曲がるだろ」名人の模範演技に見入る農高生

「腰を入れてハンドルを切らんと、曲がるだろ」名人の模範演技に見入る農高生

 まだまだ修行中の生徒たちだが、実は、全国の農業高校から「熊本に鹿本あり」といわれるスーパー農高生。「日本学校農業クラブ全国大会」で、2008年度、米粉とメロン果汁を使った「高校生のコメロンパン」を開発、米粉製品の知名度アップと国内の米農家に元気を与えたことが評価されて日本一の栄冠を手にした(その後有名デパートで販売され、4か月で7万個が完売するヒット商品に)。そんな強力なサポーターが、ヤングママたちと一緒に育てたイネとダイズとサツマイモを使って「教育ファーム立山農産名物」を開発する。出口は、11月の山鹿産業祭りでの販売。もしかしたら、大ヒットするかも…!

文責:九州・沖縄ブロック事務局 矢野菜穂