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田の神さまに届け 泥だらけの「はっけよ~いのこった!」

2009 年 8 月 8 日

北杜食育・地産地消推進協議会(山梨県・北杜市)

力士たちの登場を待つ田んぼと泥んこ土俵

力士たちの登場を待つ田んぼと泥んこ土俵

 5月30日に田植えをした田んぼの一区画が、泥のまま残してあった。
 夏休みならではの特別企画、泥んこ相撲に集まったのは、北杜市内の親子6組、20名ほど。子どもたちはみんな水着に着替え済みだ。

よく見ると桟敷席には北杜市長の姿も…

よく見ると桟敷席には北杜市長の姿も…

 「7月の生き物観察にも来た人?」
 スタッフの浅川さんの問いかけに、何人かの子どもが手を上げた。
 「そのときと比べて、イネはどう?」
 「すごーい」「大きくなってるー」
 「そうだね。今日は、このイネがたくさん実ってもらうよう、豊作を祈ってみんなで泥のなかで相撲をとってもらおうと思います。相撲は、今ではスポーツとして親しまれているけど、元々は、田んぼの神さまに見せるむらの大切な行事だったんだ」
 「ふうん」と感心しながら聞いているお父さんとお母さん。一方、子どもたちは、とにかく泥のなかに入るのが嬉しくて仕方ない様子だ。
 「話はこのくらいにして、じゃあみんな泥に入ろう!」
 この言葉を待っていたといわんばかりに、子どもたちは歓声を上げながら勢いよく……!
 というほどには、泥に足を取られて思うように体を運べない。泥水の冷たさは気持ちよくても、プールのようにはいかないらしい。男の子も女の子も、手をついたり、ぺったり尻もちをついたりしながら泥のなかを進んでいく。笑い声なのか、それとも悲鳴なのか、子どもたちの興奮もいよいよ高まってきた。

それは相撲じゃないよ~

それは相撲じゃないよ~

 メインイベントの泥んこ相撲がスタート。学年ごとの取組みのあとは、体の一番大きな子に小さな子たち全員で挑む。かなわないと見るや、泥の固まりを相手に投げる子もいる。周りで見ているお父さんお母さんたちからは、大きな声援と笑い声!
 終わったときには、みんなもう上から下まで泥まみれ。他の場所ではまず味わえない、田んぼならではの泥んこ遊びを、子どもたちはすっかり堪能した様子だった。

 田の神さまも、これだけみんなにがんばってもらって、秋の豊作をきっと約束してくれたことだろう。

文責:関東ブロック事務局 中川哲雄